ちくま新書<br> ドル支配は続くか

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ちくま新書
ドル支配は続くか

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480057792
  • NDC分類 338.97
  • Cコード C0233

内容説明

99年一月には欧州の通貨統合が実現し、欧州単一通貨「ユーロ」が誕生する。はたして債務国アメリカの、ニューヨーク(国際決済)、ロンドン(国際貸付と為替取引)、シカゴ(デリバティブ)の三市場による米ドルの覇権システムは維持されるのか。ジャパンマネーは失速から回復し、新たな円戦略を構築できるのか。それともそれは、国民通貨時代の終焉を告げることになるのか。国境を超えた大競争時代を迎える、二一世紀の国際金融システムを展望する。

目次

第1章 国際取引の歴史(地金と為替―「ジェノヴァ人の世紀」;英国の覇権―19世紀 ほか)
第2章 米ドルの覇権は続くか(基軸通貨国の債務国化とは何か;アメリカ資本主義の「強さ」 ほか)
第3章 「アジアの奇跡」はどこへ(日本から見るアジアと世界;アジア通貨危機 ほか)
第4章 「ユーロ」の挑戦vs円の選択(ECからEUへ;ドルと「ユーロ」 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Naota_t

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本書が上梓されたのはユーロが誕生する一年前、国際金融システムが大発展した近現代、牽引してきたドルは体制を維持できるのか。 本書を読むまで、19世紀での世界基軸通貨はポンドだったっていうのは意外だった、さすがイギリスはユーロに加わらない矜持がある訳だ。 国際金融の流通システムの歴史も読んでいて結構楽しかった。 国際金融の流通システムは未だにドルが主流で、邦銀がドルを借りようとすれば「ジャパンプレミアム」が上乗せされる。 システム屋がアメリカになっている以上、支配はまだまだ続きそうだ。 2014/12/04

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