ちくま新書<br> 現代パチンコ文化考

ちくま新書
現代パチンコ文化考

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480057495
  • NDC分類 797.9
  • Cコード C0236

内容説明

パチンコが売り上げで自動車を抜いた。これは驚くべきことである。プリペイドカードとひきかえに導入されたCR機(賭博マシン)、これが数年前に売り上げを倍増。そしていまや日本列島全体をギャンブル熱が覆う。パチンコが好きか嫌いかにかかわらず、これは一大事件である。パチンコは日本を滅ぼすのか?それとも日本経済を救うのか?ギャンブルの理論・実技から法律・産業分析にまで精通する社会学者が、日本社会におけるパチンコの位置づけを明示する。

目次

第1章 パチンコと日本人
第2章 パチンコの「おもしろさ」
第3章 産業としてのパチンコ
第4章 パチンコと法律
第5章 パチンコの未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobu A

5
1998年初版。データが古いのは否めないが、とても興味深いパチンコに関する論考。基本データを揃え、パチンコ愛好の内面的動機と外部的誘因の考察、事例を挙げながらギャンブル産業の地域的経済効果と抱える問題、最後に業界への提言と多岐に渡る。年間20兆円の売上、国民一人あたりの負け額(搾取)の多さ、以前読んだ「ギャンブル依存国家・日本」ではギャンブル依存症国内五百万人。アメリカの法規制と自由競争による業界の恩恵と弊害を紹介。今、話題のカジノ法案を考えると、もっと有識者の活発な議論が必要ではないのかと思ってしまう。2018/06/25

takao

2
ふむ2024/04/13

読書国の仮住まい

1
1998年刊行のため本書のデータは流石に古い。 巻末に著者によるギャンブルがどう変化するか予想されている。 ①複合化 ジリ貧で衰退していく公営ギャンブルが他の施設などと融合していく→これは当たっていないだろう。 各種種目は未だ独立独歩として存在している。 ②余暇の使い方の変化 旅行が長期滞在、家族参加型、多目的化していく→これは一部的中しているか。 海外と比較して、パチンコは現状追認の思想から公平性を欠く。 個人的には他に魅力的なコンテンツが登場したことによる、参加人口の高齢化過疎化が加速したかに見える。2022/12/28

koishikawa85

1
『「社会調査」のウソ』が面白かったので後から買い、そのまま積んでおいた本だと思う。パチンコ業界の裏事情には興味があるが、これはパチンコ文化をめぐって総論的に語ったもので今一つ面白くない。第一章のみ読んで読了放棄。2016/02/14

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