内容説明
文章は内容が大事。しかし、いくら内容があっても、ちゃんとした形式と適切な文章表現をしていなければ、読まれもせず、評価もされない。では、論文・レポートを書くにあたって、どんなことに注意すればよいのか?文、段落、用字、用語から図表の使い方まで具体例を示しながら要点を丁寧に解説するきわめて実用的な文章読本。
目次
第1章 文章の要諦(書く前の準備;書くときの心得;書いた後の作業)
第2章 論文の構造(全体の構造;本文前の構成;本文の構造;本文後の構造)
第3章 論理の文章(文の作法;文章の作法;用語の選択;用字の原則)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
17
院生の頃、付箋をつけて、線を引いて読んであった本。懐かしい。そして、原点回帰で、どんな内容でも、形式という名の作法を踏まえて、ご理解いただける仮説→実証→結論を心掛けたいと思う。2013/06/24
ヴェルナーの日記
4
凡そ論文と名の付く文章には諸形式が決まっている。決めったフォーマット(形式)で書かれていないと、如何に素晴らしい内容でも、意味のないものになってしまう。本作品は、論文形式で書く文章のハウツー本であり、この本内容に従った形式で書けば、一応論文と呼べるものが出来るであろう。また、論文せよ、レポートにせよ、重要なことは、書かれている内容が主観的な事柄なのか、客観的な(他からの引用)事柄なのかを、はっきりと区別させ、比較、補足、補強、肯定、否定等々の考察を入れておき、結論を出すこと(レポートは結論を先に入れる)。2013/12/17
しょー
2
論文を初めて書くひとに向いている。主観のない文章との違いも教えてくれる。新書でこの内容はお買い得だ。2013/06/22
tetuneco
2
卒論!卒論!卒論!!2010/01/24
ashiato45
1
(あんまり感想じゃないです)煮詰まってしまったのでやさしい本が読みたくて読んだ。自分のなかに溜まった怨念のせいで例に出されたレポートにどんどんケチをつけたくなってぼくはもう駄目だと思った2020/11/12