内容説明
高齢化がいま以上に進展する二一世紀を前に、医療と福祉の重要性がますます高まってきた。若年労働力の減少による経済構造の変化において、医療と福祉の水準維持、そして向上をはかるには、現行制度をどう変えていけばよいのか。費用負担の公平、官支配構造からの脱却、情報公開の必要性など、高齢化社会に対応する改革の方向性を示す。
目次
第1章 医療と福祉―いま何が問題か?
第2章 高齢社会の見通し―経済社会の変貌と医療・福祉の将来
第3章 医療保険制度と福祉制度
第4章 医療保険制度の改革―長期積立型医療保険制度の提唱
第5章 国保問題をどう解決するか―地方分権と医療・福祉
第6章 規制と医療・福祉
第7章 薬価問題と医薬品産業
第8章 医療・福祉の技術進歩―結びに代えて