内容説明
情報を収集・精選して、明快・簡潔なレポート、読む人をうなずかせるレポートを書くには。そのコツを『理科系の作文技術』の著者が一般社会人・文科系学生のために説く。
目次
１ レポートの役割（レポートとは；大学生のレポート；社会人のレポート）
２ 事実と意見の区別（事実と意見；事実とは何か意見とは何か；事実の記述の比重）
３ ペンを執る前に（レポート作成の手順；主題をきめる；目標規定文；材料を集める；いろいろの制約；レポートの構成）
４ レポートの文章（読み手の立場になってみる；叙述の順序；事実の記述・意見の記述；レポートの文章は明快・明確・簡潔に書け；パラグラフ；すらすら読める文・文章；文章の評価）
５ 執筆メモ（原稿の書き方；出典の示し方；表と図；読み直し修正）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シルク
11
学生時代からいままで、結構な冊数の「レポートの書き方」的な本を読んできた。そのなかで、わたくし的には永遠のNo.1だと思っている本。…今、主に大学1年生対象とした「論文、レポートの書き方入門」みたいな授業を、ひとつ担当している。けど、わたくし自身が大学生だった時は、そんな授業、無かったなぁ、と思い出す。1年生の前期授業がそろそろ終わり、てな辺りで、どの授業でも「レポート課題」が提示されだす。学生は各自で、「レポートの書き方入門」みたいな本を書店で求めて、「これでいいの？」と思いつつ試行錯誤してたもんだ。2023/06/15
KAZOO
9
「理科系の作文技術」の著者による大学生や高校生向けのレポートの作成方法が詳しく説明されています。かなり手取り足取りなので非常に参考になりました。また論理的な問題も証の区切りごとに入っていて楽しめます。2014/01/28
しろかわ
1
レポート→「事実の記述にもとづいて自分の意見を組み立てる」「主眼は、調査した事実や人々の意見を、自分の目的にしたがって配列・連結して<資料に語らせる>ことにある」自分の考えを明晰に伝えたいという思い2013/02/10
