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内容説明
最先端技術を基礎からささえる町工場。宇宙衛星のパーツをつくったり、使い捨てカメラを可能にしたのも町工場だ。粋な施盤工でもある著者が、知恵と勇気とちょっぴりのお金だけで、なんでも可能にする町工場のものづくり、その面白さにせまる。
目次
第1章 技術はだれのため、なんのため?
第2章 手先が器用でないと、工場で働くのは無理か
第3章 いまも生きている伝統的な技術・技能
第4章 人の感性と手の技、超精密機械はいまも人の手で
第5章 知恵と勇気とちょっぴりのお金
第6章 あっと驚く工夫のかずかず
第7章 工場の工は“たくみ”
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メタボン
19
☆☆☆☆ 小関氏の著書を読むといつも思うことだが、ものづくりに対する視線がしっかりと定まっていてブレない。どんなに機械化、IT化が進もうとも、大田区においては鋳物、鍛造、切削などの基礎的技能がしっかりと息づいており、またそれゆえにこそ大田区の町工場でしか作りえない高度な製品もあることに納得。2015/10/20
YOS1968
4
モノをつくる人々を軽んじる文化は間違っている。もっと敬意が払われてもいいはずだ。この本を読めばミクロン単位の精度と匠の工夫には唸るものがある。日本の産業を支える町工場にエールを送ります。2011/08/29
とりぞう
1
小学生の教科書に一部掲載されていたけれど、小学生に通読は難しいかな?2009/10/30
風見じじい
0
本屋で立ち読みしたか図書館で読んだか一部は過去に読んだようだ。だいぶ前小関氏の講演を聞いた時の人柄を感じさせる暖かさがこの本からも感じた。大田区の町工場も90年代に比べて1/3になってしまい、この本に書かれていることも、もはや過去のことだろうか・2016/01/20