ちくま文庫<br> 赤線跡を歩く―消えゆく夢の街を訪ねて

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ちくま文庫
赤線跡を歩く―消えゆく夢の街を訪ねて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480036858
  • NDC分類 384.9
  • Cコード C0136

内容説明

公娼制度の廃止に伴い、戦後間もない昭和21年頃から形成された赤線地帯。そこでは鮮やかなタイルと色ガラス、入口にホールのある独特の様式が生まれ、カフェー調の店が全国の盛り場で流行した。昭和33年の廃止後、アパートや旅館、町工場などに姿を変えて余生を送ってきたそれらの建物も、半世紀が経過し風化が進む。戦後の都市空間を彩った建築物とわずかに残る街並みを記録した貴重な写真集。

目次

東京(吉原;洲崎;千住 ほか)
関東(松戸;船橋;川崎 ほか)
関西(飛田;中書島;橋本 ほか)

著者等紹介

木村聡[キムラサトシ]
1956年茨城県大洗町生まれ。早稲田大学第一文学部卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レアル

60
かつて赤線と呼ばれた公認遊郭地帯の跡を歩く!という事で、こちら「跡」とはいえ、名残は少なくともその雰囲気をたっぷりと残した写真との説明が書かれてある。当時の遊郭文化や遊郭建築への興味から赤線へたどり着いたのだが、こちらだんだん廃れ無くなっていくであろう貴重な街並みを記録した写真集で興味深い。2020/02/27

ホークス

16
小一まで住んでた辺りには、この本に出てくる様な独特の意匠の家が何軒も有った。バルコニーがあり、窓の形がちょっと変わっていたりした。その正体に気付いたのは30才過ぎだったが、さらに数年後に偶然再訪した時、何軒かはそのまま残っていた。これらの家は、普通の家とは古び方が違う気がする。長く不節制な生活をしてきたのが明らかな老人が、若作りして澄ましている様な、因業で無惨な感じがするのだ。しかし同時に人間臭さと存在感もプンプンしていて、魅力がないでもない。そんなことを考えながら、舐める様に読んだ。2015/02/02

浅香山三郎

15
古い建築には幾分関心があるけれども、本書のやうな視点で町歩きをするほどには徹底してゐない。赤線にある独特のモダンさとキッチュぶりがない交ぜになつたやうな建物の魅力が写真からよく伝はつてくる。2018/01/06

つちのこ

11
ちくま文庫版2008年第4版。この本の単行本上梓は1998年なので、2018年現在、取り上げられた写真に写る建物や町の風景は大きく変わっていると思う。遊郭跡マニアの間では町歩きのバイブル的存在のような本なので、私も西日本を中心にいくつか訪ねたことがある。ほんのタッチの差で歴史的な建物が取り壊されていたり、銭湯が休業に追いやられているのを見た。写真撮影禁止の異境、飛田新地の掲載写真は今となっては貴重な財産である。2018/06/04

ひねもすのたり

10
子供のころ住んでいた街に周囲から取り残されたような一角があり、子供ながらにその独特な雰囲気に魅了されていました。 今はなくなってしまった、その一角がどういう性質をもった場所だったのかを本書で再確認することができました。 本書に掲載されている写真は建物だけを観るのではなく、そこにどのような物語があったのかを想像するためのものかもしれません。 久しぶりに吉行淳之介が読みたくなりました。2010/10/06

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