ちくま文庫<br> 定本 艶笑落語〈2〉艶笑落語名作選

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ちくま文庫
定本 艶笑落語〈2〉艶笑落語名作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480036322
  • NDC分類 913.7
  • Cコード C0176

内容説明

寄席では上演不可能なものが多いため、主として“お座敷ばなし”として、ひそかに語りつがれてきた、艶笑落語。好色的なおかしさ、あでやかな笑い―そのテーマはサゲは伝わっていても、形として残っているものの少ない往年の名作、傑作を、何人もの師匠の記憶をたしかめ、あるいは古い資料をもとにして、ほぼ原形に復元した。

目次

数取り
嵐民弥(いいえ)
故郷へ錦
クイ違い
紀州飛脚
菊重ね(なめる)
長持
大名道具
道鏡
かすがい
かつぶしや
魚の狂句
三軒長屋(お手々ないない)
まくら丁稚
羽根つき丁稚
風呂屋
かみなりの弁当
間男の松茸
疝気の遊び
与兵衛の張形
熊の皮
秋葉ッ原
けんげしゃ茶屋
付・相撲甚句

著者等紹介

小島貞二[コジマテイジ]
1919年3月、愛知県豊橋市生まれ。新聞記者、放送作家を経て演芸・相撲評論家。日本放送作家協会々員、国立劇場演芸場運営委員、笑芸研究「有遊会」代表、相撲研究「貞友会」顧問、朝日新聞千葉版「千葉笑い」選者。著書に『落語名作全集』全7巻(立風書房)『漫才世相史』(毎日新聞社)『志ん生のびんぼう自慢』(立風書房)『決定版・快楽亭ブラック伝』(恒文社)『相撲丸豆本』全10巻(丘書房)『力士雷電』全3巻(ベースボールマガジン社)など150冊余
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

OMO

1
面白さ:○   興味:△   読みやすさ:○   新鮮さ:△   文学的云々:×2019/11/17

1040

0
バレ話。円生と編者の対談も貴重。落語家さんは、いくつかこんなお色気話を持ってるんでしょうか?いつか聞いてみたい。2010/09/04

siomin

0
寄席ではなかなかかからず,当然ながらメディアにはかからない艶笑落語を紹介した一冊。エロとグロが重なり,確かにこれは寄席ではできないのもちらほら(笑)。そのため,文庫というかたちで残されているのは貴重です。それでも,お座敷などでは口演されていたようで,一定の需要はあったのは確かなようです。「大名道具」はほんとにくだらない(ほめてます)。2022/04/09

deerglove

0
いやあ(笑)、なんか元気出ちゃったな。「寄席では上演不可能な」バレ噺。編者の小島さんは、あまりグロなもの、尾籠なものは艶笑とは違うとおっしゃいますが、まあ、ここで取り上げられているものの中にも正直かなりのものがありますな(苦笑)。”ロセン”とか””カク”なんて言葉も初めて知ったし。でも、『大名道具』とか『道鏡』とか、ばかばかしくってホントに面白い。2020/09/19

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