内容説明
火にまつわる神さま、水にまつわる神さま、土にまつわる神さま…ほんのひと昔まえまでの、ごくふつうの日本人のくらしには、さまざまな神さまたちが活躍していた。その神さまたちはどのように生まれ、どういう役割をもっていたのだろうか。たくさんの神さまたちの助けをかりて生きていた日本人のくらしと心をたずねてみる。
目次
第1章 火と神
第2章 水と神
第3章 土と神
第4章 小さ子神
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
謡子
1
著者の言を借りると私は答え合わせをしたかったのでちょっと期待と違った。知識人の一考察を読みたかったわけではないのだ。とはいえ、面白く読んだ。 ウチと家と外、境界ネットワークについていまは楽観視できない。みんなが持つ原初の恐ろしさというのは薄れているんではないのかな。それとも、コロナ禍でいろんな祭祀が取りやめになった中、復活するものもあったのは薄れていないことの現れなんだろうか。 シコ(醜)についてはもう一歩踏み込みたい。あと、「酒呑童子異聞」読みたくなった。あと、表紙好き。 2022/05/29
Gen Kato
0
「神話」ではなく、人びとの生活に根差した神さまたちの論考。折口信夫の流れを汲んだ感じ。2014/06/16
air-head
0
神々を知るその入門にいいんじゃないだろうか 黒塚の話など面白いものもありためになった2013/09/25