内容説明
大国による世界支配=覇権システムは終焉を迎えた。では新しい国際秩序はどのような構造になるのか?新世代の国際政治学者が、広い学識と柔軟な思考に基づいて、21世紀へのパラダイム・シフトと日本の行くべき道を世に問う力作論考。
目次
1 国際構造をめぐる巨視的視座(世紀末から新世紀へ―社会ゲームの変遷と文明的価値の選択;覇権の循環とパックス・アメリカーナのゆくえ;ポスト覇権システムの構造論)
2 新パラダイムへの日本の条件(アメニティーを忘れた繁栄;差異化志向の拡大中流社会;理屈っぽさのすすめ―なぜ日本はたたかれやすいか;日本社会のパラダイム・シフト)