内容説明
日本人の信仰と生活の中で、特別に神聖視されてきた松や杉などの樹木―神社の境内の神木や民間神事の柱から盆の灯籠や正月の門松にいたるまで、神が降臨するときの依代(よりしろ)としての樹木について考察する『神樹篇』。敗戦直後精神的支柱を失った日本の民族と祖国の将来を憂い、神社はどうなるのだろうかという人々の切実な問いに答えるために書かれた新国学談三部作『祭日考』『山宮考』『氏神と氏子』。以上いずれも神祭りの日や祀る場所などの検証を通じて、日本人古来の氏神信仰の起源や祖霊信仰の変遷について論究する渾身の書である。
目次
神樹篇
祭日考
山宮考
氏神と氏子
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- 和書
- 医の倫理-ミニ事典