ちくま文庫<br> 柳田国男全集〈10〉

ちくま文庫
柳田国男全集〈10〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 608p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784480024107
  • NDC分類 380.8
  • Cコード C0139

内容説明

幼ない頃、胸をときめかせながら聴いた昔話桃太郎の鬼退治。この小さな英雄=霊童譚の水源を訪ね、『桃太郎の誕生』において柳田国男が発見したものは、桃太郎・瓜子姫・一寸法師など、〈小さ子〉神への信仰という、知られざる日本の深層であった。神話から伝説、そして民間説話への変遷を究明した本書は、昔話研究の誕生をも告げる記念碑的作品である。また、全国に分布する和泉式部の伝説を手がかりに、歩き巫女や歌比丘尼など、歌を持って旅した漂泊の女性宗教者たちの姿を追い求めた『女性と民間伝承』のほか、「竜王と水の神」を収録。

目次

桃太郎の誕生
女性と民間伝承
竜王と水の神

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青沼ガラシャ

3
有名な『桃太郎の誕生』収録。桃太郎って元々は若返りの実を食べた爺婆が子作りして産まれたって話を聞いたことあるんだけど、柳田國男の説では無いようだ…今の民俗学研究は進んでいるから、そちらも追々フォローしたい。笑ったのは、各地に伝わる「七難の揃毛」の説話の紹介。様々な場所で陰毛を御神体として祀っており、場合によってはこんな不浄なものを祀るな、といって捨てられたことも。『女性と民間伝承』では、全国各地の和泉式部伝説の背後には旅する女性たちがいたことを解説。「刀自」=「杜氏」には膝を打った。2023/08/24

Soma Oishi

0
柳田国男さんによって確かに社会主義は回復している。そういったものがどうして可能だったのか知りたい。どうしてそのようなことが可能になったのだろう。一人の人間の精神的姿勢でそのようなことができるのだろうか?でも確かにできている。 回復させることが可能なら生きる希望と救済はそこにしかないだろう。2014/08/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/244788
  • ご注意事項

最近チェックした商品