内容説明
われわれの畏怖というものの最も原始的な形はどのようなものであったか―天狗・川童・幽霊など、さまざまな怪異の本質を、信仰の零落した現象として捉えた『妖怪談義』。わが国に広く伝承されている一つ目小僧、橋姫、隠れ里、ダイダイ坊などの伝説を蒐集・整理し、その伝播に携わった常民の信仰・習俗・精神構造の推移を考究した『一目小僧その他』。以上2冊の単行本のほか、動物霊の俗信をあつかった論考「おとら狐の話」「片目の魚」の2篇を収録。
目次
妖怪談義
一目小僧その他
おとら狐の話
片目の魚
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- 和書
- 地名の古代史