内容説明
首都をめぐる９番目の環状道路、リングロード・ナイン。その沿道に生起する黄昏色の希望と失意をクールに描くサバービア・ストーリーズ。２６人の登場人物が連鎖して、時に甘く、時に苦い物語を演じる。男と女、出会い、わかれ、そして、もういちどはじめから。時速７０キロで展開するわれらの時代のドラマ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェアー
8
うーん、バブルのころに調子に乗って書いたんだろうけど、駄作。軽い調子で生きている人たちのリンクが順番に紹介されるのだけど、まったく人生が心に迫ってこない。ただ、刹那的にいまを過ごしているだけじゃないのかな。ここから人生が始まるのに。そこからは描いていない。2020/05/03
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5
ある日記が人から人を旅する、中盤の展開に最も引き込まれた。行き場のないエネルギーを持て余す若者や、人生に疲れた中年の心情が淡々と描かれている。2018/01/20
