筑摩選書<br> 日本政教関係史―宗教と政治の一五〇年

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筑摩選書
日本政教関係史―宗教と政治の一五〇年

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480017727
  • NDC分類 162.1
  • Cコード C0330

出版社内容情報

統一教会問題でも注目を集めている政治と宗教の関係の変遷を、近現代の様々な事例をもとに検証。信教の自由と政教分離の間で揺れ動く政教問題の本質に迫る。

内容説明

宗教と政治の関係を考えるには、近現代史を踏まえねばならない。本書は日本の宗教行政・政策史を概観し、重要なトピックをその中に位置づけ分析する。明治以来、政府は宗教団体法の制定を模索し、昭和にようやく国民精神動員の名目で成立させたが戦後、占領軍が廃止を命令。1951年成立の宗教法人法が宗教団体の自由と自治を大幅に認め、政教分離を明確に定めた。キリスト教公認問題、内村鑑三不敬事件、戦争と宗教、靖国問題などトピックから政教関係の全体像を照射する。

目次

第1章 近現代日本の宗教行政史概観 1868‐2019
第2章 教育と宗教の衝突 1890‐1893
第3章 内地雑居とキリスト教公認問題 1894‐1903
第4章 公害・戦争・遊郭・社会主義との対峙 1890‐1911
第5章 飢饉と救済 1905‐1906
第6章 宗教団体法の整備過程 1899‐1939
第7章 「大東亜共栄圏」と仏教哲学者 1916‐1945
第8章 満洲国の「靖国」 1935‐1945
第9章 靖国神社の近現代史 1869‐2019

著者等紹介

小川原正道[オガワラマサミチ]
1976年生まれ。慶應義塾大学法学部教授。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。専門は日本政治思想史、宗教行政史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

25
主に戦前・戦中の宗教政策を解説して、近代日本の政治と宗教の関係、政治が宗教団体をどのような考えのもとに管理してきたのかを考察している。明治時代の頃のポイントはキリスト教関連。公認されると仏教側も活動で対抗していくため活性化していくのは興味深かった。また、公認するのは政治であるため力関係では政治に力があり、宗教は政治に対して従順であるというのは鋭い指摘だと感じた。靖国神社問題にも触れており、未だに決着が見えていないのは戦争に対する結論を未だに出せていないことが原因だという指摘も鋭いものだと感じた。2023/12/24

てつ

21
統一教会問題を念頭に書かれたと言うが、この本から何らかの答えを見いだすことは困難かもしれない。明治以降の正統的な政教関係の論説であり、現代への言及が薄いのがちょっと残念ではあるが、良書です。2023/07/16

Ohe Hiroyuki

2
政教関係について著者が記した論稿をオムニバスに集めた本である。▼宗教法案をめぐる明治から昭和の流れがまとまっている部分は大変参考になった。今でこそ宗教法人は法人格があって当たり前であるが、かつては宗教法人なるものがなかったのである。法律家としては、誰のものだったのか等と考えてしまうところである。▼本書は全体的にはリベラルなトーンで書かれているが、ここに書かれている情報は、我々が今後政治と宗教の関係を考えるうえで重要なことである(著者がこの本をまとめた動機はまさしくこの点にある。あとがきを参照されたい)2023/08/02

onepei

2
満洲国の章が興味深かった2023/07/15

にわ

0
宗教と政治の関係。近現代の歴史を史実を基に記載されているのだが、俯瞰的すぎというか、どの部分にピントが合った著書なのかが最後まで腑に落ちず、なんだかなぁという感じだった。2023/12/03

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