筑摩選書<br> 平和憲法をつくった男 鈴木義男

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筑摩選書
平和憲法をつくった男 鈴木義男

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  • サイズ 46判/ページ数 350p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480017659
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0332

出版社内容情報

日本国憲法第9条に平和の文言を加え、25条の生存権を追加することで憲法に生命を吹き込んだ法律家・政治家「ギダンさん」。その生涯をたどる初の本格評伝。

内容説明

福島県出身の法学者・弁護士・政治家である鈴木義男は、東北帝国大学教授を務めるも、軍事教練に反対して教壇を追われ弁護士に転身。河上肇ら治安維持法違反者の弁護などで活躍後、戦後は衆議院議員として帝国憲法改正案の審議に携わる。鈴木の提案から第九条に平和の文言が加わり、GHQ草案にはなかった第二五条の生存権が追加された。「ギダンさん」と呼ばれ親しまれた鈴木義男の、平和憲法成立への知られざる努力を含む多方面の活躍と、その波乱の生涯を描く初めての本格評伝。

目次

第1章 キリスト教的環境の中で―誕生から東北学院卒業まで
第2章 大正デモクラシーとの出会い―二高入学から東京帝大助手任期終了まで
第3章 欧米留学とその「成果」―留学から東北帝国大学辞職まで
第4章 弁護士として―無名弁護士から人権派弁護士への飛躍
第5章 新憲法制定・司法制度整備―政治家への転身から法務総裁辞任まで
第6章 左右対立の社会党の中で―中央執行委員辞任から衆院選挙落選まで
第7章 晩年―新たな目標へ

著者等紹介

仁昌寺正一[ニショウジショウイチ]
1950年、岩手県に生まれる。1979年、東北学院大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。同年より、東北学院大学経済学部助手。その後、講師、助教授、教授を経て、2020年より東北学院大学名誉教授。専門は東北経済論、地域経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Francis

15
鈴木義男の事は全く知らなかった。読んでみると鈴木はとても優れたキリスト教社会主義者であり、人権活動家でもあった事が良く分かる。こんなすごい人がなぜ忘れられてしまったのだろう。吉野作造の薫陶を受け、東北大教授になるも軍事教練批判などの言動が危険視されて辞職に追い込まれる。しかし弁護士資格を生かし人民戦線事件などの言論・思想の自由を弾圧された人たちの弁護により多くの人を救う。戦後国会議員として自らの経験を活かし憲法25条の生存権、9条の平和条項などを実現。この本の出版を機に鈴木の再評価の声が高まって欲しい。2024/03/28

Noribo

12
鈴木義男は東北帝大教授~弁護士として戦後は政治家として活躍。衆議院の芦田小委員会の主要メンバーとして制憲審議に携わり、GHQ草案を元にした内閣原案で明確でなかったあるいは存在しなかった25条1項生存権規定、17条国家賠償請求権、40条刑事補償請求権の挿入を発議しました。9条平和条項、6条2項最高裁長官の任命規定は鈴木の意見で現在の条文に。私は本書を読むまで鈴木の存在すら知りませんでしたが、新憲法の平和主義、人権尊重の精神の明確化に貢献した偉人で、多くの人に鈴木の存在を知ってもらいたいと思いました。2023/05/30

たっちゃん

0
平和的生存権 戦争の違法化と国際協調主義 基本的人権の保障 司法制度整備・改革 指揮権を発動しない決断 日本国憲法は、アメリカに押し付けられたとの風説がある中、外圧を利用して理想の民主主義を実現しようとした男の生きざまを描いている。2024/03/28

Masataka Sakai

0
GHQの民政局にはふれず2023/08/03

Masataka Sakai

0
GHQの民政局にはふれず2023/08/03

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