筑摩選書<br> 新・風景論―哲学的考察

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筑摩選書
新・風景論―哲学的考察

  • 清水 真木【著】
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  • 筑摩書房(2017/08発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480016539
  • NDC分類 290.13
  • Cコード C0310

出版社内容情報

なぜ「美しい風景」にスマホのレンズを向けるのか? 風景を眺めるとは何をすることなのか? 西洋精神史をたどり、本当の意味における風景の経験をひらく。

内容説明

川越、祇園、白川郷…。不自然なまでに「和風」に統一された風景。その実態は、本当の意味における風景の経験を閉ざす「和風テーマパーク」にすぎない。本書では、「風景を眺めるとは何をすることなのか?」という問いを、西洋精神史をたどりながら、哲学的な観点から考える。美しいだけの絶景を求めていても、風景の秘密には到達できない。風景に出会い、風景の秘密に到達する道をひらく。

目次

第1章 風景の「日本的」性格を再定義する
第2章 「絶景の美学」の系譜学(第一段階:landscapeという名詞が作られる;第二段階:picturesqueという形容詞が作られる;第三段階:イギリス風景式庭園が誕生する;第四段階:風景の観念が生れる;第五段階:風景論の過激派が登場する;第六段階:ピクチャレスクの反作用的性格が顕著になる)
第3章 「閉じた庭」あるいは「楽園」としての絶景
第4章 地平だったもの

著者等紹介

清水真木[シミズマキ]
1968年生れ。明治大学商学部教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。哲学、哲学史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

scatterbrain

1
興味深い良書でした。「和風テーマパーク化」に見られる支配的な風景観の成立について、ピクチャレスクという概念、「絶景の美学」やその批判などの変遷を示し、風景とは、風景を見ることとは何かを探る。ただ、風景を「地平だったもの」と定義した部分までは腑に落ちたが、その風景を無心で眺めること=私という存在の根源への帰還…は、何度読み直しても理解できなかった。著者なり和辻なりフッサールなりのメタ認知能力が過ぎるのでは。次に"風景"に出くわした時、あぁいま自分の存在の根源に回帰してるわぁって思えるか確認してみます2021/09/18

いなり

1
風景の概念がイギリスのグランドツアーが契機の作られた風景画にはじまり、風景式庭園、そこから実際の景色から風景画を切り抜く旅へとなって行く過程が理解できた。 本の帯に書いてあるなぜ美しい景色にスマホのレンズを向けるのかと言う問いに対する記述がないのは残念。2021/04/14

yokkoishotaro

1
面白かった。何が風景か。とても面白い話だった。風景が開発なのでガラリと変わることに嫌悪を示すことがどいうことなのか、インスタ映えする風景など示唆に富む話だった。2018/03/15

ますたけ

0
既視感2018/08/29

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