出版社内容情報
この時代の生と死について、救いについて、人間の幸福について、信仰をもつ宗教学者と、宗教をもたない哲学者が鋭く言葉を交わした、比類なき思考の記録。
内容説明
いま、この時代にあって「救い」とは何か、果たしてそれは可能なのか?この世に生をうけ、やがては死にゆくことを、どう受け止めればいいのか?信仰をもつ宗教学者と、宗教をもたない哲学者が、こうした根本問題をめぐり、鋭く言葉を交わす。「世界全体の幸福」と「個人の幸福」、親鸞の「一人」の思想、宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』など話題は多岐にわたり、問いが深められていく。この時代の「生と死」について、透徹した視座を提供する対話の記録である。
目次
第1章 「殺すな」の思想を問う(ある少年の問い;「殺すな」の思想と近代 ほか)
第2章 魂、そして死について(「一人」という問題;親鸞の「一人」 ほか)
第3章 限りある命をどう生きるか(命のイメージ;手を合わせる理由 ほか)
第4章 「個人の幸福」と「全体の幸福」(宮澤賢治の幸福論;「なめとこ山の熊」の二つの死 ほか)
第5章 救いとは何か(「人は死んでも消えてしまわない」;天地万物に命が宿る ほか)
著者等紹介
森岡正博[モリオカマサヒロ]
1958年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得(倫理学)。現在、大阪府立大学現代システム科学域教授。哲学者
山折哲雄[ヤマオリテツオ]
1931年生まれ。東北大学文学部印度哲学科卒業。国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授、同センター所長などを歴任。宗教学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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テツ
しゅんぺい(笑)
teddy11015544
壱萬弐仟縁
だんだん