出版社内容情報
企業の海外進出は本当に国内産業を空洞化させるのか。圧倒的な開発力と技術力を携え東アジア諸国へ進出した中小企業から、グローバル化の実態と要件を検証する。
内容説明
景気の低迷や超円高により、いまや中小企業もグローバル化を生き延びようと海外への進出を加速している。企業の海外進出が進むと日本は空洞化する、という危機論が必ず出てくる。だが、それは本当だろうか。日本の製造業は、規模の大小を問わず、代替のきかない開発力と技術力の優位性で、国内競争を勝ち抜いてきた。それは海外でも同様で、海外進出した企業ほど、国内でも成長している。本書は東アジア諸国への進出を果たした中小企業の現場をレポートし、グローバル化に真に必要な要件を検証する。
目次
第1章 海外進出に必要なこと―グローバル化の最前線から
第2章 競争力の強化とビジネスチャンスの追求
第3章 「産業空洞化論」のウソ―東アジアと日本の中小企業
第4章 「脱工業化社会論」批判
第5章 人はどのように育つか
第6章 ブランド化する地場産業
第7章 中小企業の未来へ
著者等紹介
中沢孝夫[ナカザワタカオ]
1944年生まれ。高校卒業後、郵便局を経て全逓本部に二〇年間勤務。その後、立教大学法学部卒業(1993年)。兵庫県立大学教授(2000年)を経て福井県立大学教授。2009年より福井県立大学経済学部特任教授。放送大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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