内容説明
「生きがい」とは、今日を精いっぱい生きる勇気である。「よりよく生き、よりよい死を迎える」とはどういうことなのか?森田療法の第一人者が、臨床医として、また一人の人間として出会った生と死のドラマを通して、「あるがままに生きる」ことの意味を問う。著者の自叙伝ともいえる渾身の書き下ろし。
目次
第1章 生の目覚めと死との出会い(動くな!おまえは死んでんだぞ;永遠の魂はあるのか? ほか)
第2章 人は何のために生きるのか(新たなる出発;挫折と劣等感に悩まされる ほか)
第3章 今日を精いっぱいに生きる(自殺未遂者との出会い;妻と巡り会う ほか)
第4章 あるがままに生きる道(孤独な魂の叫び;「死にたい」と「救って欲しい」の間で ほか)
第5章 それでも生きていて欲しい(家族という絆;妻が倒れる ほか)