精神科医ですがわりと人間が苦手です

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784479781806
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0012

内容説明

精神科医として20年+αを迎えた著者の今なら言える、少し早めの回顧録。

目次

1章 精神科へようこそ(精神科医はフツウの仕事です;うつは「心のカゼ」は本当か ほか)
2章 愉快で不思議な患者さん(私には“きこえない声”がある;家庭内暴力少女と、その母 ほか)
3章 いまどきのニッポンの病(いじめ相談は誰にする?;いじめる理由 ほか)
4章 おちこぼれ新人時代(教授にとっての私の印象;医師だって、うつになる ほか)
5章 それでもまだ日陰の身?(「おかげさまで」は未経験;精神科医の爆笑対談本を読んだ ほか)

著者等紹介

香山リカ[カヤマリカ]
精神科医。1960年北海道生まれ。東京医科大学卒。学生時代より雑誌等に寄稿。その後も臨床経験を生かして、各メディアで社会批評、文化批評、書評などを手がけ、現代人の“心の病”について洞察を続けている。専門は精神病理学だが、サブカルチャーにも関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミナミハハ

51
図書館でタイトルが面白そうだったので手に取る(2008年作品)。精神科医の20数年の回顧録。精神科とは何ぞや?一般の人が知る事が出来ない世界をゆるく巧妙に語っている。第三章『いまどきのニッポンの病』はシビアな現実もしっかり語っていました。読みやすかったです。2023/01/20

barabara

3
私の勝手な思い込みで、もっと自分自身に葛藤がある人かと思っていた。脱力系の何とかその日をユラユラ生きている(勿論そんなことばかりじゃないだろうが)、こちらも拍子抜けしてしまうエッセイだった。確か…親への不信感とか、反発があり、エキセントリックな部分、それを全面に出した番組に出ていたはずなんだが、本書を読む限り神経質な部分は皆無といっていい内容で、本当に軽く読めた。2013/08/18

いちこ

3
納得をしたり、考え込んだり。この本を読んで「精神科」への独特の先入観をなくして欲しいです。お医者さんなのに結構ずぼら。2010/05/07

aaaaki

2
「精神科医って割と普通の仕事なんですよ」とかかれている本。精神科なんて、情緒不安定な人の話を延々と聞かなければならないから、よっぽどタフでかつセンシティブでないとやってられないんだろうなと思われる。しかし、そうではなく、鈍感で患者さんの話を聞いても一緒に共感してネガティブになったりしないんですよって。精神科医は意外と特別な才能とか必要ないと。悩んで病院に行くのを迷っている人とかこの本を読むと精神科医が身近に感じられるのではないかな。2017/01/05

仄かな朱里

2
香山リカ先生のエッセイ。タイトルにひかれて借りたけど、軽く読める。 なるほどと思ったのは、いじめについて。 いじめの背景にあるのは、人間が本来持っている攻撃本能ではない。少数派になってしまったらどうしようという不安なのだ、と、説明されていたこと。 不安の高まりというのがポイントのようだ。 香山氏が言うように、 いじめなんかしなくてもあなたは十分、みんなと同じ。たとえみんなと同じでなくても大丈夫 って、伝えられる大人になりたい。2014/04/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/475616
  • ご注意事項