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技術開発のエースたち―小さな現場から生まれた世界初

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784479391258
  • NDC分類 502.1
  • Cコード C0095

内容説明

「世界初」には共通項あり。「理解されないアイデア」「ひとり」、そして「好き」。アシモ、ヘルシオ、H2Aロケット…。開発のプロ達が初めて明かす、苦しくも楽しい人間ドラマ。

目次

第1章 開発陣はロボットの素人集団―ホンダ 進化する自律型二足歩行ロボット「アシモ」
第2章 世間を“あっ”と驚かせたい―セイコーエプソン 世界最小の飛翔ロボット
第3章 開発はアングラ研究から始まった―リコー 何度も書き換えられるプリントシステム
第4章 自分の開発領域に閉じこもるな―NEC 現実化する夢の燃料電池ノートパソコン
第5章 頑固でなければいいものは作れない―シャープ 水蒸気で調理するオーブン「ヘルシオ」
第6章 「誰もやってない」をやってみよう―松下電器 お米の甘みと香りを引き出す高温スチーム炊飯器
第7章 “プラスα”の新機能が勝敗を分ける―日立 世界初の給気・排気・気流制御エアコン
第8章 感動を生まなければ始まらない―ヤマハ 静かでクリーンな二輪電動コミューター
第9章 既成概念を打ち破った「逆転の発想」―ホンダ 4WDを超える四輪駆動力自在制御システム
第10章 専門を超えて新しい発想を―トヨタ・ホンダ・富士重 運転を支援するASV
第11章 不敗神話を再び―JAXA 民間移管が進められるH2Aロケット

著者等紹介

前間孝則[マエマタカノリ]
1946年、佐賀県に生まれる。法政大学を中退。石川島播磨重工業の航空宇宙事業本部技術開発事業部でジェットエンジンの設計に二〇年間従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Uzundk

3
企業の中で面白いことをしている人達の話。経営上は対コストで検討は必要だけど、こういうアイデアの部分はお金かければ出てくるものでは無いけど、何もかけなければ何一つ出てこない制御出来ないユニットなので扱いづらいだろう。でも最後の最後に製品に惚れて貰うにはこだわりを持つ人達が欠かせない。こういう独創性と固定組織の相性の悪さについての指摘が良し、特にメガスターで開発者/権利者かつライセンス先の企業の社員という立場の難しさ故にチーム形成が上手くいかなかった例は特に注目すべき点だと思う。2015/08/01

driver1988

3
気になる文章があった。芝端康二氏の言葉だ。「何か上の方から自分の目というか、頭というか、それを通して光が照らされたような気がして、そのとき、今まで思いつかなかった特殊なプラネタリーギアの機構がスクリーンに投影されるように紙の上にスーと浮かんでくる、実に不思議な経験をしたんです」 不思議な体験。これこそ私の目指すものだ。このような体験をした人と是非とも知り合いになっておくべきだろう。損はないはずだ。2010/10/20

鐵太郎

2
「機械設計」という雑誌があります。日刊工業新聞という新聞社・出版社の出している雑誌の一つで、B5サイズで厚さは4センチぐらいあります。機械屋さんが見たがるいろいろな情報が載っているものですが、業種が違う人が見たら全く面白くないでしょうね。この雑誌で連載していた記事12回を、加筆して11章にまとめたのがこの本です。開発現場でがんばる技術者へのエールって感じですね。NHKの「プロジェクト-X」と似ていますけどもっとドライかな? 感動的な山場を作って盛り上げる、あの番組の常套手段はしていませんね。(笑)2008/07/10

tai65

0
☆5つ2009/02/18

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