内容説明
近年増加しているアレルギーの原因は、清潔主義が徹底した「キレイ社会」に毒された腸にあった!「ウォシュレットを使いすぎると流産・早産のリスクが高まる」「抗菌グッズは肌を荒れさせる」「水道水を煮沸して飲むと体に悪い」等、過剰な予防や間違った健康法を指摘するとともに、腸内細菌を活性化することでアレルギーを治し、免疫力を高める方法を徹底解説する。
目次
1章 アレルギーは「現代病」である
2章 バイ菌はアレルギーに効く万能薬!?
3章 腸が荒れるとアレルギーになる!?
4章 アレルギーの仕組み
5章 免疫力は腸内細菌がカギ
6章 ガンにもアレルギーにも勝つ免疫力をつける!
著者等紹介
藤田紘一郎[フジタコウイチロウ]
1939年、中国東北部(旧満州)に生まれる。東京医科歯科大学医学部を卒業し、東京大学大学院医学系研究科博士課程を修了。医学博士。金沢医科大学教授、長崎大学教授を経て、東京医科歯科大学大学院教授を経て、同大学名誉教授。人間総合科学大学教授。専門は寄生虫学と熱帯医学、感染免疫学。1983年に寄生虫体内のアレルゲン発見で小泉賞を受賞。2000年にヒトATLウイルス伝染経路などで日本文化振興会社会文化賞および国際文化栄誉賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mizuki
55
子どもがアトピーになってしまったので、お勉強!やはり、我が子は脱感作療法によって腸内を傷つけてしまったことが発端でした。3歳くらいになれば卵アレルギーは治る子が多いと聞くし、急いで治したいとも思っていないので、このままアトピーを治すことを優先していこうと思います♩それにしても、アメリカ人の方が日本人よりも野菜を多く食べていることや、ファーストフードの食べる量も日本人に比べて少ない事実には驚きました(๑•ૅㅁ•๑)2017/04/18
とろこ
41
この手の本はたくさん読んでいるので、特に目新しい情報はなかった。「現代人は、清潔や快適さを求め過ぎた余り、免疫機能が弱まった」。確かにそうだと思う。流石に、回虫や蟯虫を体内で飼いたいとは思わないが。でも、それ以外に、本書で書かれている「免疫力を高める」生活は、私は意識的にしてきたと思う。なのに、気が付けば、スギ・カモガヤ・ブタクサ・ヒノキ・エビ・カニ・筍・パイナップル・モモ…えぇい、もっともっとあるわい!アレルギーの私って一体…Σ( ̄ロ ̄lll)2017/02/15
トムトム
27
知人の子供が円形脱毛症に。理由は便秘によるストレス。腸は大事みたい。快便だと気持ち良いもんね!私は子供の頃寄生虫を飼っていたらしい。母談。だからアレルギーがないのかね?2019/09/05
♡kana*
18
そっかぁ。確かに、洗いすぎて乾燥っていうのは分かる。洗って、クリーム塗って、...って、時々、何してるんだろ、って思う。2017/01/28
テトロ
16
アレルギーが起きる仕組みがよくわかる本。自然と共存してきたはずの人間が自然と距離を取り始めた頃からアレルギーが増えてきたことは示唆に富んでいる。排除ではなく共存が大切。知識として持ち合わせておいて損はない内容であった。2020/08/06