内容説明
官僚出身者がすべてを掌握する“官僚国家・日本”。その中にあって官僚支配に挑んだ異端の宰相・田中角栄と、航空覇権を狙う全日空天下り社長・若狭得治。この二人を戦後最大の贈収賄事件「ロッキード疑獄」が直撃した。だが彼らは刑事被告人ながら、その後も「闇将軍」と「航空界のドン」として君臨しつづける―。官僚支配の昭和史を裏表から活写するシリーズ第四巻完結。
目次
序章 「官僚支配」に挑んだ二人の宰相
第1章 ロッキード事件の衝撃波
第2章 大物逮捕の包囲網
第3章 公権力の陰謀
第4章 日航崩壊への序曲
第5章 「官僚支配」は死なず
著者等紹介
本所次郎[ホンジョジロウ]
1937年、東京に生まれる。経済記者として二十六年間、運輸、金融、財界などを取材し執筆活動へ。財界、歴史上の人物ドキュメンタリーや企業小説などを多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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