内容説明
悪行が横行した田沼意次の時代に、十八年間も北町奉行を務めた曲淵甲斐守景漸。笙(雅楽の管楽器)の名手でもある。この甲斐守、ただの町奉行ではない。奉行として法にのっとった裁きを下しながら、法の目をかいくぐる巨悪に対しては容赦なく裏裁きを加え、悪辣な相手からは躊躇なく金品をも召し上げるのであった。魔笛天誅人曲淵甲斐守が、表から裏から鉄槌を下す!シリーズ第一弾。
著者等紹介
北川哲史[キタガワテツシ]
兵庫県姫路市生まれ。「太陽にほえろ!」「長七郎江戸日記」「三匹が斬る!」「ザ・刑事」「平家物語」「名探偵コナン」などのシナリオを執筆、脚本家として活躍した後、時代小説家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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沼田のに
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魔笛天誅人というのは漠然と犯人側と思ってたらお奉行様だったのね。表紙イラストをよっく見れば分るものを。笙を奏でて大物をうっとりさせたり、その辺の美人熟女にくだけた口調で語りかけたりして、つかみどころの無い主人公の人格を造ってのシリーズスタートで面白そう。次読みたい。7/102015/09/22
Darbytime
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南ではなく北町奉行の話。曲渕甲斐守景漸というやたら字面のかっこいい町奉行。杉田玄白に腑分けの現場を見せて蘭学に貢献した人らしい。2番目の話の商人の言葉遣いが時代小説としては違和感がある。2014/02/05
まきはは
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やりすぎ。2009/12/10