だいわ文庫
日本人はどこへ行くのか―ふたつの戦後と日本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 273p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784479300793
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0195

内容説明

戦後六〇年を過ぎ、いったい日本はどうなってしまったのか。歴史の記憶を隠蔽することにより、朝鮮(韓国)・中国との関係は脆く不安定なまま。また、冷戦の崩壊は「北朝鮮危機」をもたらした。人々は逼迫感と閉塞感の漂う「希望格差社会」のなかで追いつめられている。この先に何が待ちかまえているのか!?日本という国のかたちが見えてくる本。

目次

第1章 「戦後」と昭和の終わり(日本的オリエンタリズムの遺産)
第2章 冷戦の終わりと「戦後」のゆらぎ(加速するゆらぎ;検証「天皇報道」;「第二の戦後」改革)
第3章 アジアから問う戦後日本(「歴史との闘い」は終わったか;アジアとの断絶、歴史との断絶;アジアからみた改憲論)
第4章 岐路に立つ「戦後」(「戦後・後」に向けて)

著者等紹介

姜尚中[カンサンジュン]
1950年、熊本県に生まれる。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程を修了。ドイツ・エアランゲン大学に留学の後、国際基督教大学準教授などを経て、1998年から東京大学大学院情報学環教授。専攻は政治学、政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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佐島楓

20
読み手の歴史認識によって評価が真っ二つに分かれるであろう内容。第二次世界大戦をいまだに総括できていない日本に私も不安を感じる。時間とともにいずれ「物語」の中の事象のみに変貌してしまうのは自明の理。そこをどう食い止めるかだと思う。2013/05/09

雨巫女

1
戦後のアジアと日本の過ごし方は、やはり国民性の違いか、戦争責任の違いか分からない2009/04/13

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