内容説明
カラフルな花々を植えて部屋から観賞するための「楽しむ前庭」、家族や友人と食事をしたり、子どもを遊ばせたり、椅子に腰かけてくつろぐための「使う裏庭」。庭での時間を大切にするイギリスの人々は、限られたスペースの中で芝を整え、木を植え、花を育て、果実が実っていく様子を心待ちにする。それは裏庭を「一つの部屋」と捉えているからである。
目次
第１章 イギリスの使うための庭
第２章 こんなに違う日英の庭事情
第３章 シンプル生活を支えるごちそう庭
第４章 どこでもできる小さな癒し庭
第５章 イギリス式庭を使った子育て術
第６章 庭づくりの「最初の鍵」とは
第７章 暮らしガーデンを持てば毎日が変わる
著者等紹介
井形慶子［イガタケイコ］
長崎県に生まれる。大学在学中よりインテリア雑誌で編集の仕事にたずさわる。二六歳で外国人向け情報誌『ＨＩＲＡＧＡＮＡ ＴＩＭＥＳ』の編集長となる。その後、独立し、暮らし・結婚をテーマにした月刊情報誌『ミスター・パートナー』を創刊。一九歳のときに初めて訪れたイギリスの町並みに魅せられて以来、二〇年間、英国取材を続けている。『ミスター・パートナー』の編集長のほか、音楽ラジオ番組のパーソナリティをつとめる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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佐島楓
20
イギリスの庭を、豊富な写真で紹介している。イギリスと日本の防犯意識の違い、気候の差がイギリスの庭の豊かさにつながっていることがわかる。「ウェンディハウス」という庭に設置する組み立て式の子ども部屋に興味を惹かれた。自立心と自然を愛する心が育ちそう。スペースの問題からいっても、うらやましい限りである。2013/05/28
星空の挑戦者
9
オランダ旅行で裏庭に小川に面した家に泊まったことがあるのだが、裏庭で小川の水鳥に餌をあげたり、魚を眺めたり、鳥の鳴き声や川のせせらぎを聞いていると本当に癒された。一日中ボーと過ごしてみたい空間だった。イギリスではそんな家がリタイヤ組向けに売られているそうだ。庭いじりの究極の楽しさが断片的にわかった。日本でも同じようなことってできるんだろうか。2010/08/19
てくてく
6
芝生の手入れのしやすさなどが気候の関係で日本とは異なっているので、すべてを参考にするわけにはいかないが、表庭ではなく裏庭にこそその住人の庭へのこだわりが出るという指摘や、その裏庭にハーブや果樹を植えてその収穫を加工することに喜びがあるという紹介などは、読んでいて楽しかった。個人的にベランダに柚子やブルーベリ―の鉢植えを育て、いくつかのハーブも植えているが、もうちょっと活用したいと思った。2015/12/05
つたじゅん
3
もさもさとしてどこかに迷い込んでしまいそうな庭は結構好き。でも陶器の小人とかかえるとか飾るのはちょっと違う。玄関は日当たりが悪いけど、出迎える場所として綺麗にしておきたい。2011/02/02
もこ
1
おうちの小さな小さなテラスで読みました。この本のおかげで、お庭がもっと愛おしく感じられた。お庭時間を増やそう。2020/04/11
