内容説明
２万枚余の収蔵写真からよりすぐられた貴重な歴史記録。現存する公式写真に残された日本海軍全戦艦の勇姿を鮮明に再現。
目次
日露海戦まで（扶桑（１）
鎮遠
富士 ほか）
弩級戦艦の建造（香取；鹿島；筑波 ほか）
戦艦時代の頂点（金剛；比叡；榛名 ほか）
著者等紹介
戸高一成［トダカカズシゲ］
１９４８年宮崎県生まれ。多摩美術大学卒業。財団法人史料調査会主任司書、同財団理事。厚生労働省所管「昭和館」図書情報部長を経て、呉市海事歴史科学館（大和ミュージアム）館長
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感想・レビュー
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NICK
8
某ブラウザゲームを最近始めたのだが、軍艦というものにこれまで全く縁がなかったので手にとってみた。日露戦争から太平洋戦争までの戦艦を撮った写真集。初めてまともに軍艦の写真というのを見たが、圧倒される。この鉄の塊が海に浮かぶ雄々しき姿は男のロマンを感じさせる。こうした軍艦の「かっこよさ」は明らかに美的デザインではない。扶桑型や長門型の艦橋などが顕著だが、ほとんど歪ですらある。しかしそこに我々が「かっこよさ」を見出すのは坂口安吾の言葉を借りれば「美しくするために加工した美しさが、一切な」いからだろうか。2014/04/21
そうめん
2
戦艦・巡洋戦艦のいい写真が年月日と場所などの最低限の情報と共に載っていて、詳しい解説は別の本に書くそうです（もう出版されているのかな？）。日露戦争までの戦艦は煙突が3本乗っていて、大和みたいなゴツさがないです。英国に発注した戦艦があることは知ってましたが、ロシアから奪った船を名前を変えて使っていたことはびっくり！ あ、そういうのあるんだ。みんな解体されたり沈没したり（長門の最後はなんか悲しい）してるけど、三笠は記念艦になっています。永久保存を決めたのは大正だったんですね。全力公試中の写真が良いです2021/11/04
ひろただでござる
1
「長門」の着底してしまった写真には悲哀と安堵感と虚しさを感じる。元気な頃の姿と見開きにあるからなぁ…。横須賀工廠の船渠の空撮では「鳥海」と「金剛」の船種の違いがよく見て取れる…とてもシャープな写真。2014/10/15
奥 清衡
1
参考になる。
