内容説明
中国、米国、北朝鮮、韓国、ロシア…各国が国益を最大化するために死力を尽くすなか、漫然と戦略なき外交を続ける日本。混沌とする国際社会のなかで、日本が日本らしく生き抜く道とは何か。自国の歴史と文化を蔑ろにする権力者への痛烈な批判と、弱者に対する限りなく温かい眼差し―。櫻井よしこが放つ祖国愛に満ちた最新時論集。
目次
第1章 国を滅ぼす“理念なき改革”(テロにも動じない英国に学べ;見せしめにされた東京裁判と“A級戦犯” ほか)
第2章 ますます強まる周辺諸国の脅威(米国は北朝鮮の“ゴネ得”を許すのか;小泉政権は最大の弱点である「外交」にスジを通せ ほか)
第3章 日本にとっての真の敵は何か(国際化する拉致問題で日本は人権大使を活用せよ;鳥取県の悪法「人権救済条例」 ほか)
第4章 自国の歴史と文明に誇りを持て(紀子さまご懐妊は日本文明からの逆襲か;北朝鮮による韓国併合の危機 ほか)
著者等紹介
櫻井よしこ[サクライヨシコ]
ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、アジア新聞財団「DEPTH NEWS」記者、同東京支局長、日本テレビ・ニュースキャスターを経て、現在はフリー・ジャーナリスト。1995年に『エイズ犯罪血友病患者の悲劇』(中公文庫)で第26回大宅壮一ノンフィクション賞、98年には『日本の危機』(新潮文庫)などで第46回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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