出版社内容情報
バブルに最も踊ったゼネコン業界。高杉良がその暗部に斬り込む!週刊ダイヤモンドの好評連載がついに刊行!
内容説明
1987年、バブル前夜―。大洋銀行企画本部調査役の山本泰世は、準大手ゼネコン東和建設への出向を命ぜられる。有力政治家・竹山正登と緊密な関係にあり、成長著しい同社は、社長・和田征一郎のワンマン企業として知られていた。出向後、社長室に所属した山本は、和田のブレーンとして厚い信頼を得る。しかし、その一方で彼が目にしたのは、ゼネコンならではのダーティな面であった…。政官との癒着、消えぬ談合体質、闇社会との関わり―日本の総労働人口の10%を抱える建設産業。その暗部に迫った問題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Syo
32
面白いなぁ いっぱい読みたい 既読のもいっぱいありそうだけど…2022/02/04
米菓
2
銀行家から見たゼネコンを淡々と書いた作品。面白かったけれど、期待していたのとはちょっと違った。2020/01/17
すばるM45
2
バブル景気がはじける寸前を舞台にした土建業界話。登場する会社名も経営者や政治家も一文字変えればそのまんま。 竹↓総理大臣に対して政治団体からの誉め殺しなんてのがあったね〜(笑) さすがビジネス小説の雄・高杉良!文章は上手いしスラスラ読めるんだけど、作品としては尻すぼみもいいところ。 ただ単にワンマン社長の親バカ振りを書きたかっただけなのか?小説として成り立ってませんわ。2010/02/26
ほんのむし
1
ゼネコンの裏事情が詳細に書かれているのは、楽しめました。 しかし、最後の辺りで話が急に雑になるというか、何というか・・・ 関空の話なんか、今までほとんど出てへんやん!とか、そんなしょうもないことで人事を考えるか!とか、ある意味突っ込み処満載です。2017/08/26
半べえ (やればできる子)
0
★★★2014/02/05