内容説明
著者は研究者および研究マネジャー活動を通じて、米国をはじめとする海外の研究者・研究機関と交流が深く、国際会議やセミナーへの参加もたびたびであった。本書では、その間に見聞したエピソード、開発こぼれ話をネタに、研究開発に向かう姿勢といったものを、手紙の形を借りて、若き技術者たちや技術者志望の学生たちに語りかけていく。
目次
研究はメンタルゲーム
“愚かさ”の意味
トランジスタ誕生の秘密―そのドラマの展開
触発の条件づくり
メイルボーイの飛躍
逆境の中に本物が芽を出す
自然はときどき研究者に親切
失敗作をゴミ箱に捨てるな
二つの仕事で頭の活性化
半導体レーザー、初期のころ
理論の思い込みから新しい現象の発見
今日の仕事を明日にのばすな
ひねり出されたアイデア
ロバート・ホールの「実験」