出版社内容情報
失敗しても落ち込んだ気分をひきずらず、思い通りにならないこと受け入れる。楽観的考え方を親子で育てる本。
内容説明
キレたり、ひきこもったり、不登校になったりする子のなかには、うつ症状が一因である例もあるといわれています。同じように挫折や失敗を経験しても、うつになる子もいれば、ならない子もいます。何が違うのでしょうか、親としてどうやってわが子をこころの病気から守ってやればいいのでしょうか。本書で紹介する、アメリカの著名な心理学者が開発した、子どもをうつ病から守ることを目的にしたプログラムは、接種を受ければ一生涯、体を守ってくれるワクチンのように、長期的な効果を発揮します。
目次
第1部 子どもの生涯にわたって役立つ“心のワクチン”(“心のワクチン”が必要な時代の子どもたち;楽観的考え方と悲観的考え方のちがい;あなたの子どもは楽観的、それとも悲観的?;“心のワクチン”プログラムの驚くべき効果)
第2部 実践“心のワクチン”プログラム(自分の考え方を冷静に分析するABC思考法;悲観的な考え方を変える方法;悲観的な考え方を撃退する;子どものコミュニケーション力を強化する)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ka-neko
1
楽観的志向について、時間的広がり(原因が永続的か、一時的か)、影響の範囲(いつもそうか、今回だけか)、自分化(自分のせいか)と分類しているのおもしろかった。2015/07/15
まゆみ
1
子供に楽観的な考え方を身につけさせるには、まず自分から。がんばろう。2009/07/06
ポラリス
0
鬱にならない、自責思考に陥らないためのエクササイズが要素に凝縮して段階的に書いてあります。 子供に教えるための本ですが、言葉の無駄を極力省いて、状況を単純化しているため、大人が健全思考を正しく理解するための本としても使えます。2016/02/23