内容説明
ブランド戦略の世界的権威による破格のアイデア書。
目次
第1章 ちょっとしたアイデアが地球規模の調査研究に発展した
第2章 正しくやっている企業もある
第3章 ブランドを破壊する
第4章 2‐Dから5‐Dブランディングへ
第5章 刺激し、向上させ、そして絆を結ぶ:センサリーブランドの構築
第6章 感覚を測定する
第7章 ブランド教:教訓から学ぶ
第8章 ブランディング:ホリスティックな観点
著者等紹介
リンストローム,マーチン[リンストローム,マーチン][Lindstrom,Martin]
ブランディングの世界的権威。20年以上にわたる実務経験がある。マーケティング戦略をビジネス上のポジティブな結果へと変換する革新的原則を考案。国際的講演活動に従事
ルディー和子[ルディーカズコ]
アメリカの化粧品会社エスティローダー社マーケティング・マネジャー、出版社タイム・インクのダイレクト・マーケティング本部長を経て、現在マーケティング・コンサルティングや講演活動を主業務とするウィトン・アクトン社代表。日本ダイレクト・マーケティング学会理事。社団法人日本ダイレクト・メール協会常務理事。早稲田大学大学院商学研究科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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burkett
2
「マーケティングは商品・サービスの勝負ではなく、知覚の勝負である」とアル・ライズが言う通り、消費者にどう認識(区別)されているかが問題になる。認識は○○と言えば○○というように言葉で表せるが、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚で認識させることが重要だというのが本著。ハーレーはエンジン音、シンガポール航空はニオイ…等々。「ブランディング」は掴みにくい概念で、ブランド戦略に対してまだ確証が持てないでいた。しかし、この本とコンテクスチュアル・ブランディングを読んでブランディング=マーケティングが繋がった気がする。2010/11/04
ホセ
2
[図]香りや味といった、視覚ではない感覚もブランド化には必要であった。音や香りをもっと活用したブランディングができると思った。2009/04/22
vintage like
0
2005年発刊された五感ブランディングの良書。ブランディングの目的は企業の差別化であり、ブランドを如何に創造していくかは企業のマーケティング上の課題。顧客は視覚でブランドのロゴやデザインなどで認知することが殆どであるが、ある企業は聴覚、触覚、嗅覚、そして味覚までも利用してブランディングを行っている。本書はそれを体系的に提示。ブランドを差別化する時、視覚以外の五感を活用すればより多くの消費者に支持されるのだろう。またアーカーやケラーなどのブランド戦略論を学んだ後、本書を手にすれば一層インスパイアされる一冊。2016/12/31