出版社内容情報
従来のモノづくりの発想でサービス事業に飛びついても無駄だ。本業の強みを残しつつ、自社の「DNA」を組み換えるのだ。
内容説明
日本製造業がいま一度成長軌道を描くには、「情報技術」「ロジスティックス技術」「マーケティング技術」、そして「金融工学」を駆使しながら、製品のみならず「サービス」を提供することが求められる。事実、実業績メーカーと称される企業はサービス事業に注力している。GEのジャック・ウェルチは、九七年のアニュアル・リポートのなかで、「我々は高品質な製品を販売するグローバル・サース・カンパニーである」と高らかに宣言した。IBMのルイス・ガースナーもネットワーク・サービス・プロバイダーと自社を再定義した。サービス事業は収益性が高いばかりか、差別性にも富んでおり、日本製造業を復活させる「切り札」となる。
目次
序章 日本製造業を復活させる
第1章 サービス事業の魅力
第2章 サービス事業の戦略モデル
第3章 サービス事業のマーケティング戦略
第4章 インダストリー・バリューチェーンの再構築
第5章 自動車産業バリューチェーンの再構築
著者等紹介
小森哲郎[コモリテツオ]
マッキンゼー・アンド・カンパニーのパートナー。早稲田大学大学院理工学研究科卒。日本、アメリカ、アジアなどを舞台に、情報・通信・メディア、エレクトロニクス、自動車、ハイテク材料、電力など、幅広い製造・サービス分野で、事業戦略やオペレーション改革、経営変革を中心に取り組んでいる。マッキンゼー全社のオペレーション研究グループの中心メンバー、および東京オフィスのハイテク・サービス研究グループのリーダーの1人
名和高司[ナワタカシ]
マッキンゼー・アンド・カンパニーのパートナー。東京大学法学部、ハーバード経営大学院卒。三菱商事を経てマッキンゼー入社。日本、アメリカ、アジアなどを舞台に、情報・通信・メディア、自動車・プラント・電力等、幅広い製造・サービス分野で、成長戦略や異業種アライアンス、経営変革に取り組んでいる。マッキンゼー全社のeコマース、ハイテク、自動車研究グループの中心メンバーの1人。日本支社の@マッキンゼー(ネット事業開発支援グループ)代表
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