出版社内容情報
さまざまな心地よい経験を作り出し、消費者に提供する経験価値マーケティング。欧米の斬新でユニークな事例を交え紹介する。
内容説明
これまでの伝統的マーケティングは、製品・サービスの特性や便益性(F&B)を追求して差別化を図ってきた。しかし、それだけでは消費者の複雑な要求に応えることはできなくなってしまった。消費者はむしろ、製品・サービスの持つ機能や便益以外の「プラスαの魅力」を求めているのである。例えばショッピング時の楽しさ、使用している時の快適さ、使い終わった後での余韻などである。つまり、心地よい経験(価値)が消費者を惹きつけるのである。経験価値マーケティングは、さまざまな心地よい経験を作り出し、消費者に提供することに焦点を当てる。本書では、iMac、ジレット、スターバックスをはじめ、斬新でユニークな欧米の事例を中心に多数紹介している。
目次
1 経験価値が起こすマーケティング革命(マーケティングが変わる―F&Bの追求から経験価値重視へ;広がる経験価値マーケティングの世界;経験価値マーケティングのフレームワーク)
2 5つのタイプの経験価値(SENSE(感覚的経験価値)
FEEL(情緒的経験価値)
THINK(創造的・認知的経験価値)
ACT(肉体的経験価値とライフスタイル全般) ほか)
3 経験価値マーケティング戦略の構築(相乗効果を生む経験価値の組み合わせ;経験価値マーケティング戦略を成功に導く5つの課題;経験価値を創造する組織づくり)
著者等紹介
広瀬盛一[ヒロセモリカズ]
1962年東京生まれ。’97年早稲田大学商学部卒業。’99年早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了。現在、同研究科博士後期課程在学中。2000年より早稲田大学産業経営研究所助手
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