出版社内容情報
難問山積の日本経済。その解決のヒントを歴史的視点から探るエッセイ&評論集。『週刊ダイヤモンド』の大好評連載を単行本化。
内容説明
成功と失敗の歴史から何を学ぶか?難問山積の日本経済―その解決のヒントを歴史的視点から探る。
目次
第1章 「金融史」の教訓(銀行の淘汰・再編が意味すること―歴史から見る金融システムの進化;一〇〇年前の金融恐慌;ジャパン・プレミアムと『新しい歴史教科書』 ほか)
第2章 「経済政策史」の教訓(大蔵省史を刻んだ二人の名蔵相―高橋是清と賀屋興宣;太平洋戦争開戦を招いた経済データの操作;戦時期における計画経済の実験 ほか)
第3章 「経営史」の教訓(コーポレート・ガバナンスの岐路―銀行と持株会社のガバナンス機能;江戸の経済発展を支えたものは何か;戦前の製糸業を支えた二つの制度―歴史制度分析による経済史学の革新 ほか)
著者等紹介
岡崎哲二[オカザキテツジ]
1958年東京生まれ。81年に東京大学経済学部を卒業。東京大学社会科学研究所助手を経て、現在、東京大学大学院経済学研究科教授、独立行政法人経済産業研究所ファカルティーフェロー。2002年、スタンフォード大学経済学部客員教授。専攻は経済史、歴史・比較制度分析。主な著書に『日本の工業化と鉄鋼産業』(東京大学出版会、93年度サントリー学芸賞受賞)
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