Kei books
経済学をめぐる巨匠たち―経済思想ゼミナール

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  • サイズ B6判/ページ数 316p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478210451
  • NDC分類 331.2
  • Cコード C1033

内容説明

学校では教えてくれない本当の「経済学」を読む。ロック、スミスから川島武宜まで。

目次

経済学を生んだ思想(トマス・ホッブズ&ジョン・ロック)
経済学の父は何を考えたのか(アダム・スミス)
最高の理論家が発見した国際経済学の原理(デビッド・リカード)
快楽の最大化が正しい経済行動(ジェレミー・ベンサム)
マクロ経済学の誕生(ジョン・メイナード・ケインズ)
驚嘆すべきは資本主義(カール・マルクス)
定説を覆した資本主義発生のメカニズム(マックス・ヴェーバー)
資本主義を発展させるダイナミズムとは(ヨーゼフ・アロイス・シュンペーター)
経済学を科学にした男(レオン・ワルラス)
「使える」経済分析ツール(ジョン・リチャード・ヒックス)〔ほか〕

著者等紹介

小室直樹[コムロナオキ]
1932年東京生まれ。京都大学理学部数学科卒業。大阪大学大学院経済学研究科、東京大学大学院法学政治学研究科修了。東京大学法学博士。この間、フルブライト留学生としてアメリカに留学し、ミシガン大学大学院でスーツ博士に計量経済学を、マサチューセッツ工科大学大学院でサムエルソン博士(1970年ノーベル賞)とソロー博士(1987年ノーベル賞)に経済学を、ハーバード大学大学院ではアロー博士(1972年ノーベル賞)とクープマンス博士(1975年ノーベル賞)に経済学を、スキナー博士に心理学を、パースンズ博士に社会学を、ホマンズ教授に社会心理学を学ぶ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ルンブマ

6
本当に偶然の成り行きで購入したのだが、これまでに私が読んだ経済学の本の中で一番面白いandわかりやすい。どうして誰もこの本を薦めてくれなかったのか。やっぱ小室直樹すげ〜。2022/01/09

うみ~~

6
小室博士の本はどれを読んでも分かりやすい上に、要所が明確なのでポイントを押さえられたことが実感できる。何かを学ぶという事はこういう事という感覚は小室博士のどの本を読んでも感じられるけれども、今回は経済学の変遷や現在の有り様を見る時のヒントになることがたくさんあったと思います。とは言えまだまだ読み込むべき部分がたくさんあるので繰り返し読みたいと思います。2020/05/11

おっとっと星

6
内容の濃い本。私の頭ではとても一回ではマスターできない。ワルラス以降キツい。購入決定。…経済学は政治学や社会学とも密接に関連してるけど、それを思うと「日本は資本主義国だと言われているが、実は資本主義とは似ても似つかぬものである。そもそも、資本主義の形成に不可欠な資本主義の精神が醸成されていないのだから当然である」(154)などのくだり、よく考えるべき事だと思う。別に欧米と同化することが全ていいとは思わないけど、どれだけの人が日本の現状を理解しているのだろう。「知彼知己者、百戦不殆」。日本よ、この先大丈夫か2010/08/11

popcorn

5
経済学がどうのような歴史を辿っていったのかが分かり易く述べられています。大雑把にいってしまうと、古典派経済学(政府は市場に介入せずに市場のなすがままに任せておけば市場はうまくいくのだという思想を持つ人達)とケインズ経済学(政府が必要に応じて市場に介入し有効需要を作り出すことで市場の健全性が達成されるのだという思想を持つ人達)の争いの歴史です。この書籍の記述から、両者が激しく競い合うことで経済学が発展してきたことがよく解ります。経済学の大枠が掴めるので、私のように経済に疎い者にとって非常に有り難い本です。2013/11/02

がっち

5
経済学史って端的に説明してあるのが多いが、これは解釈が面白い。なぜ経済学史が面白いのかそれが分かる本である。歴史をひもといていくには必要な面白い本であると感じる。2013/05/28

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