出版社内容情報
ファースト・ディケイドに求められる日本の課題とは何か。経済・経営の人気アカデミスト10人が結集し、喫緊のテーマについて直言する。
内容説明
日本の社会や経済を覆い尽くす、言いようのない閉塞感―。その打破を目指し、改革派の学者10人が立ち上がった!公正な競争に基づく、活気に満ちた国の姿とは?長期的な国家ビジョンから、喫緊の経済政策まで、この国が抱える難問を、明るく平易に解き明かす。
目次
第1部 「社会」の構造を一新する(ヘッドレス・チキンはもうやめよう!―日本型ガバナンス構造の変革を目指して;民間でできることは民間でやろう―情報開示と政策評価による構造改革の推進;稼いだら、税金を払おう―広く薄くシンプルな税制の実現を;自分のことは自分で考える地方自治―真の地方分権を進めるために)
第2部 「経済」の活性化を実現する(「景気」の呪縛から逃れ「独立自尊」の日本へ―結局一人ひとりの力が経済を決める;デフレ克服のために、今すべきこと―目先にとらわれない構造改革、金融政策、雇用政策を;働く意欲の湧く「雇用のセーフティネット」を―雇用の維持よりも、転職コストの引き下げを目指して)
第3部 新たな「産業」を創造する(政府が産業を育成してくれるという幻想は捨てよう―産業インキュベーションのビジョンと戦略;数を打たなきゃ当たらない!―ベンチャー・キャピタルの本質;ネットで国民参加・国民主導型の社会を構築しよう―IT革命で実現すべき分散処理型社会の姿)