フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか

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  • サイズ B6判/ページ数 394p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478190449
  • NDC分類 673
  • Cコード C0036

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出版社内容情報

会社を飛び出し、独立して働くフリーエージェントたちが作り出す社会がやってくる――脱・組織のワーキングスタイルをリポート。

目次

第1部 フリーエージェント時代の幕開け(組織人間の時代の終わり;三三〇〇万人のフリーエージェントたち ほか)
第2部 働き方の新たな常識(新しい労働倫理;仕事のポートフォリオと分散投資 ほか)
第3部 組織に縛られない生き方(人と人の新しい結びつき;互恵的な利他主義 ほか)
第4部 フリーエージェントを妨げるもの(古い制度と現実のギャップ;万年臨時社員と新しい労働運動)
第5部 未来の社会はこう変わる(リタイヤからeリタイヤへ;テイラーメード主義の教育 ほか)

著者等紹介

ピンク,ダニエル[ピンク,ダニエル][Pink,Daniel H.]
1964年生まれ。ノースウェスタン大学卒業、エール大学ロースクールで法学博士号(J.D.)取得。米上院議員の経済政策担当補佐官を務めた後、クリントン政権下でロバート・ライシュ労働長官の補佐官房スピーチライター、1995年から97年までゴア副大統領の首席スピーチライター。フリーエージェント宣言後、ファストカンパニー誌やニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙をはじめとする様々なメディアにビジネス、経済、社会、テクノロジーに関する記事や論文を執筆。妻と娘2人とワシントンD.C.在住

玄田有史[ゲンダユウジ]
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業。1992年、学習院大学専任講師、95年に同大学助教授、2000年より同大学教授。その間、ハーバード大学、オックスフォード大学などで客員研究員を務める。2002年4月より東京大学社会科学研究所助教授。専門は労働経済学

池村千秋[イケムラチアキ]
東京都生まれ。上智大学法学部卒業。書籍・雑誌などの翻訳に従事
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

朝日堂

19
まずフリーエージェントの定義がある。「インターネットを使って、自宅でひとりで働き、組織の庇護を受けることなく自分の知恵だけを頼りに、独立していると同時に社会とつながっているビジネスを築き上げた人々」である。従来の労使関係では、組織が個人に保証を与え個人は組織に忠誠を誓った。しかしこの関係は崩れ去った。転職や技術革新、企業の盛衰の速度が加速し、労使関係が変化した。2002年に書かれた本でありながら、これからのビジネスモデルまた社会構造としてフリーエージェントという選択肢を掲げている本著は非常にためになった。2013/05/20

かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO

12
フリーランスとして働く人は必見。コメント欄をみて、この本が2002年に書かれたと知って驚いた。2020年に書かれた内容って言われてもおかしくない。筆者の主張に強く共感できる。働き方とライフスタイルは間違いなく多様化する方向に進むであろうし、その時にフリーエージェントとなる人が多くなるであろう。そして、自分も大方ここ述べられてるような社会から来るであろうことを見越して、アクションしていこうと思う。また適宜読み直したい一冊。2020/08/17

村越操

11
4人に1人がフリーエージェント化しているアメリカ社会。アメリカで起こったことは日本で遅れて起こるという定理に従うなら、アメリカの出来事を知ることは有益なのかもしれない。企業の寿命が短くなった事実から、少なくともフリーエージェントとしての心構えが役立つことは間違いないだろう。すなわち縦(上司、部下)よりも横(取引先、友人)の関係を築き、人的ネットワークを築く働き方が何よりも大切ということ。サラリーマンという生き方がリスクになった昨今、多様な働き方を模索することは、リスクヘッジとしては当然だと思う。2013/04/07

サンノート

9
日本は一度就職したらその会社を勤め上げる人が多い社会だった。それが小泉竹中時代に非正規雇用者が増え、日本人は昔より「自由」を手に入れたはずだった。けれど、実際は待遇のいい正社員を目指す若者を生んだ。政府が国民に自由を与えたのに、国民は正社員という束縛を選んだわけだ。「長いもの」の庇護下にない者は、寄る辺なき存在として、現代社会を生き抜くのは難しいかもしれない。だがアメリカでは普及している生き方である。個人のキャリアアップが叫ばれる昨今、身につけるスキルや能力次第では、日本でも充分可能だろう。2015/11/20

abekinu

9
自分の周りにフリーエージェントが増え、納得しながら読んだ。フリーエージェントのメリット、デメリットがまとまっている。2002年に書かれた本だが、今まさに現実になっている。デメリットがだんだん解決されてきているからだろう。決まった時間に労働して決められたことをアウトプットする時代から自由に時間を使い創作したことをアウトプットする時代。必ずしもフリーエージェントが良いとは言えないが、多様化する世の中で選べる生き方が増えたのは嬉しい。2014/05/19

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