出版社内容情報
バブル崩壊後も大規模開発を続け、財政破綻状態にある神戸市。なぜ、方向転換しないのか。岐路に立つ神戸を追う。
内容説明
かつては「都市経営の教科書」と絶賛された神戸市。だが、バブル崩壊後も大規模な土地造成を続け、大量の不良資産と市債を抱える事態となっている。にもかかわらず、空港建設に邁進するその姿は、まるで制御不能となった巨大戦艦のようだ。継続か転換か―岐路に立つ神戸市を追う。
目次
第1章 八割経済の壁(八方ふさがりの経済復興;大型プロジェクト沈滞 ほか)
第2章 新空港をめぐる戦い(住民投票条例制定を求めて;拡大する市議会と民意のずれ ほか)
第3章 都市経営・破綻の危機(生活再建へ新たな難題;過去の成功経験にしがみつく理由 ほか)
第4章 巨大利権の構図(神戸を蝕む巨大利権の構図;神戸空港が抱える三つの爆弾 ほか)