引き裂かれる世界

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  • サイズ A5判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478180341
  • NDC分類 319
  • Cコード C0031

出版社内容情報

ついに起こった「文明の衝突」。このあと、世界はどう動くのか。キリスト教圏vsイスラム、アメリカvs中国、そして日本の行方は?

目次

1 文明の衝突
2 無防備なアメリカ
3 戦いの世紀
4 時限爆弾
5 綱渡りの超大国
6 「同盟」のひび
7 グローバリゼーションと文化
8 アイデンティティの危機
9 腰の引けた大国「日本」の選択
10 中国の影

著者等紹介

ハンチントン,サミュエル[ハンチントン,サミュエル][Huntington,Samuel P.]
1927年生まれ。ハーバード大学政治学教授。1977~78年には、国家安全保障会議のコーディネーターを務めた。国際関係論において、アメリカを代表する学者の一人である。冷戦後の世界の枠組みについて新たな視点を提示した『文明の衝突』(The Clash of Civilizations and The Remaking of World Order)は、世界的ベストセラーとなった

山本暎子[ヤマモトエイコ]
翻訳家。成蹊大学文学部英米文学科卒業。NEC海外販売職を経て、出版社数社で英文書籍や翻訳書の編集に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネコ虎

11
国際政治に関して、16年も前の本ながら古さを感じさせずに、しっかりと且つ分かりやすく書かれている。9.11後の反テロリスト戦争等について、分析も偏ったところがなく、短い文章の中で的確に表現されている。近代化と西欧化は異なるという。移民に関して、アメリカのアイデンティティの危機として捉え、現在の多文化主義に警鐘を鳴らす。日本について言及もなされているが、残念なことに日本に関しては、通り一遍の全く新聞記事程度の見解しか示されていないのは残念なことだ。2018/07/21

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1
キッシンジャー ブレジンスキー ソフトパワーよりハードパワー

Kentaro

1
ダイジェスト版からの要約 超大国は一極体制の方が好ましいので、あたかも世界が一極であるような振る舞いを続けようとする。中国は、増大する経済力と外交力をバックに対外的に多方面に進出している。これは将来、アメリカと中国が激しい対立へ向かう事を示唆する。その中国も、経済が発展するにつれ、社会構造が複雑化し、中産階級が台頭してきた。どのような道を中国が歩もうとも、東アジアを支配する力、かつ世界の一大勢力になることは間違いない。アメリカと日本に挑戦と危険をもたらしつつ、そのパワーと影響力は益々強くなっていくだろう。2018/07/31

Masa03

1
10年前の本ながら、ほとんど陳腐化していない。 最近、未来予測系の本をよく読んでいるが、上梓されて数年ですでに何割か予測が外れているものが散見される中で、10年経っても内容が陳腐化していない本書は、やはり良書だろう。 これからの世の中の動きを見ていくのに、参考になった。2013/09/20

0
「文明の衝突」の補足みたいな感じかな。9.11が起きたのでそれについて書いてある。著者の専門外である経済的な部分の考え方は賛成できないが、勢力均衡だけではなくて文化が重要だという考え方は個人的に好きである。2022/06/26

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