内容説明
アベノミクスは、緩和策の効果最大化と財政規律の維持を両立できるのか。世界最大級の緩和策の効果や、日銀の独立性、総裁人事など全解明。
目次
第1章 金融政策がデフレは解決できるのか(中央銀行が注目される理由;どうすればデフレから脱却ができる?;インフレ・ターゲティングの考え方)
第2章 金融政策と為替・株の関係(金融緩和と為替レートの誤解;日銀による外債購入の是非;金融政策で本当に株は上がるのか;第3章 日銀の独立性はなぜ大切なのか(独立性が必要な理由;独立性獲得の歴史;日銀のガバナンスとコミュニケーション)
第4章 なぜ、国債は暴落しないのか(財政赤字拡大を尻目に上昇する国債相場;日銀による国債引き受けの真実)
第5章 日銀の役割を再検討する(バブル発生のメカニズムと中央銀行;修正すべきコミュニケーション戦略)
著者等紹介
藤田勉[フジタツトム]
シティグループ証券株式会社取締役副会長。一橋大学大学院博士課程修了、経営法博士。北京大学日本研究センター特約研究員。慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所客員研究員。慶應義塾大学「グローバル金融市場論」講師。2006~2010年日経アナリストランキング日本株ストラテジスト部門5年連続1位。内閣官房経済部市場動向研究会委員、経済産業省企業価値研究会委員、環境省環境金融行動原則起草委員会委員、早稲田大学商学部講師、第20回日本証券アナリスト大会実行委員会委員長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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