内容説明
経済を繁栄へと導くものは「天然資源」でも「勤労意欲」でもなく「信頼」だった!神経経済学を世界で初めて提唱した俊英が、信頼で経済が回るメカニズムを解き明かす!
目次
序章 ヴァンパイア・ウェディング―信頼を司るホルモン「オキシトシン」を求めて
第1章 経済は「信頼」で繁栄する―アダム・スミスと「神経経済学」の夜明け
第2章 「利他的な遺伝子」は存在するのか?―信頼の起源と進化
第3章 群れと社会と「共感」と―「人間関係構築物質」としてのオキシトシン
第4章 なぜ競争を司る「テストステロン」は暴走するのか?―「性差」という厄介な問題
第5章 「欠乏」欠陥症と虐待―オキシトシンの作用を妨害するのは誰だ?
第6章 信仰と儀式、そして性―社会性促進剤としての「宗教」とダンスに迫る
第7章 モラル・マーケットプレイス―「神経経済学」で新しい資本主義を
第8章 長く幸せな人生を―社会を繁栄に導く「ボトムアップ型」の民主主義へ
著者等紹介
ザック,ポール・J.[ザック,ポールJ.] [Zak,Paul J.]
クレアモント大学院大学経済学・心理学・経営学教授。クレアモント神経経済学研究センター所長(2002年に自身が創設)。ロマリンダ(Loma Linda)大学医療センター臨床神経学教授。2004年、人間が相手を信頼できるか否かを決定する際に脳内化学物質の「オキシトシン」(oxytocin)が関与していることを発見し、以来、オキシトシンが人間のモラルや社会行動に与える影響の研究に邁進。論文も数多く、行政機関、警察、経済、医学、心理学、宗教界等の関心を集めている
柴田裕之[シバタヤスシ]
1959年生まれ。翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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とある聖職志願者。
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