内容説明
説得するのではなく、納得するお手伝いをする。
目次
第1章 説得力のある人は、結婚式のスピーチでわかる。(結婚式で挨拶のヘタな人は、ふだんも説得力がない。;昔話より、今日あった話に人はひかれる。 ほか)
第2章 説得力のある人は、聞き手にエネルギーを伝えている。(「でも」には「でも」が返ってくる。「なるほど」には「なるほど」が返ってくる。;「へぇー!」という驚きが、「魔法のあいづち」になる。 ほか)
第3章 説得力のある人は、気配りを忘れない。(「そういえば、私もこの間…」と人の話を途中で奪わない。;言っても納得しない。話すことで納得する。 ほか)
第4章 説得力のある人は、「正解」よりも大切なことを知っている。(顔が暗い。声が低い。考え方が暗い。そんな人の話を誰も聞かない。;正解を出すことよりも、納得してもらうほうが大事。 ほか)
第5章 体験だけが、相手を納得させることができる。(知識では、説得できない。自分の生体験が、人を納得させる。;一流の営業マンは、パンフレットを出さない。 ほか)
著者等紹介
中谷彰宏[ナカタニアキヒロ]
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。博報堂で8年間CMプランナーの後、(株)中谷彰宏事務所設立。中谷塾を主宰し、全国で講演活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さとも
4
時々こういうコミュケーションの本を読んで我が振り生かしたいですね。目線を水平に。人の会話を奪わない。コミュニケーションで大事なのはリ・アクション。自分のキャラクターに合った話し方を大切に。2019/08/31
シロクマとーちゃん
2
相手を言い負かすように説得するのではなく、相手が自ら納得したと思うようにしてやることが、一番効果的な説得。それは、とても大事なことだと思う。でも、この本には、そのためのテクニックが、あまりにいろいろ書かれているので、なんだか、人をダマすテクニックのように思えてくる。コンサルタントってそういう人種か。気をつけなければと思えてくるよね。2015/07/29
Miura
2
人を納得させるには前置きを長くしない、結論から言う、一つの話にエピソードは一つで良い、データよりも自分の経験。こういった部類の本というのは偉そうに語っておきながら肝心の内容はダラダラしてて読みにくく説得力のないことが多いんですが、この著書は人を納得させるコツとして書かれていることをきちんと取り入れてあるのでとても簡潔でわかりやすくスッと納得出来ます。2014/03/14
木村成弥
2
説得するのではなく、納得するお手伝いをする。話の上手い人って、目線が水平で、話してて知識のひけらかしみたいないやらしさを全く感じないんですよね。それと、その人の成功談について聞いていても、自慢話と感じない。そもそも自分をよく見せようと思って話してない。華々しい部分だけじゃなくて、みっともない部分も一緒くたにして話してる。機械みたいな完璧人間よりも、みんなと同じように弱みを持った人間らしい人の方が好かれやすいんです。「清濁あわせ持つ」ってヤツですかね。2013/01/28
芸術家くーまん843
2
(1)お客様になかなか理解してもらえない営業マン。(2)コミュニケーションがすれ違う上司、または部下。(3)「何を言ってるのか、わからない」と言われたすべての人。に読んでいただきたい一冊です。人に、納得してもらうのは、それほど難しいことではありません。人間にとって、納得することは快感だからです。納得するきっかけがほしいのです。「納得できない」というのは、不快なのです。納得するのは好きですが、説得されるのは嫌いです。聞き手を納得させることのできない人は、なんとか力ずくで、聞き手を説得しようとしてしまうから失2013/01/02