内容説明
政府とウォール街の攻防と馴れ合いの歴史を紐とき、金融システムの改革を大胆に提言。全米を震撼させた話題の書。
目次
序章 一三の銀行
第1章 トーマス・ジェファーソンと金融貴族たち
第2章 よその国の金融寡頭制
第3章 ウォール街の台頭
第4章 強欲はいいことだ―乗っ取り
第5章 金の卵を産むガチョウ
第6章 大きすぎてつぶせない
第7章 アメリカの金融寡頭制―六つの銀行
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
2
15-02 世俗的キリスト教国なのに不思議だね。$を印刷しすぎて、自分の首が絞まっちゃうんだ… 聖書もっと読まなくちゃね。。そうそう全国的にイカサマ牧師が膨大な数 闊歩してんだってネ… 末期的な社会かな 倫理とかあまり聞かないよ。強欲とかウォール街とか…青 ジャック&ベティの頃に戻ればいいんだよネ。。2011/04/22
メルセ・ひすい
2
14-84 お察しのとおりなのだ。ユダヤ 超富裕層代々猛勉強 ハーヴァード コロンビア ウォール街 金持ち大企業⇒巨大銀行 莫大なマネー 政治家へ潤沢な政治資金=そういうのロビイストという。政治、金融操作。$兌換貨幣でなくバンバン札の印刷OKOK!グローバル化大推進。世界中に$垂れ流し。基軸通貨だもんネ。巨大銀行がいかに政府を、ひいては社会を掌握しているか。政府とウォール街の攻防と馴れ合いの歴史をひもとき、金融システムの改革を大胆に提言する。全米を震撼させた話題の書。 解説:倉都康行 2011/04/15
sekaisi
1
プライムローンはいかんというが、家をゲットできた低所得の人もいたはず。2017/04/19
koji
1
TBTF(TooBigTooFail)なら解体しなさい。本書の主張はこの一点です。最も問題となるのは、政府と銀行の馴れ合いです。衝撃は、米国は銀行が通貨監督庁を選べることです。監督庁は銀行から課金してもらうが、監督庁は資金源を確保するために、自らを売り込むそうです。こんなことあるんですね。2011/02/16
よし
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クルーグマンの言葉「儲けは(巨大銀行が)独り占め、損失は社会で分担」がとてもしっくりくるし、腹立たしい。リーマンショックを経て、数社の巨大銀行に収斂されていくさまは、今の金融システムが抱える問題をさらに深刻化させるばかりで、根本的解決は何もされていないように思える。銀行が持つ資産をGDP比2%以内に抑えるという著者の案はすばらしいのではないだろうか?2期目を迎え、次を心配する必要がないオバマ政権に期待したい。2013/06/18