内容説明
組織による人間の自己実現を標榜するドラッカー経営学の集大成。
目次
第3部 マネジメントの戦略(トップマネジメントの仕事と組織;戦略と構造)
著者等紹介
ドラッカー,P.F.[ドラッカー,P.F.][Drucker,Peter F.]
1909‐2005。20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。東西冷戦の終結や知識社会の到来をいち早く知らせるとともに、「分権化」「自己目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み発展させたマネジメントの父
上田惇生[ウエダアツオ]
ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、(財)経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳。ドラッカー自身から最も親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおとろ
9
☆☆☆☆☆ 再読(部分読み)。何度でも読みたくなる名著。2023/01/26
ビイーン
6
「マネジメント」下巻を読了。ドラッガーは技術一家主義で多角化を進めた企業が抱える問題点を明確に指摘し、自然発生的コングロマリット企業の戦略にダメ出しをする。まるで現代の日本製造業の問題点を指摘しているようだが、本書は1974年に刊行されているのだ。全くドラッガーは凄い。また上巻から再読したい。2015/08/14
羊山羊
6
読了。上・中巻に比べて、かなりマクロ的な本書。後半部分で語られる、グローバル企業に関する論考に著者の思想がたっぷりと詰まっていてとても面白かった。グローバル企業であっても、結局のところ支部を置く国を大事にしろと主張する。社会に認められることが無くては、企業としての成功はあり得ない。その構図はどんな組織にも当てはまるのだと示唆していてとても興味深かった。それは取りも直さず新自由主義や資本主義の行き過ぎへのアンチテーゼであり、成果や効率の重視を謳いながらも人間味に溢れた1冊。2015/04/20
ジュール
5
やっと3巻読了。 企業は業績に貢献しない活動をきりすてることにより成長する。 成長の最適点を検討。 それ以上成長しようとすると資源の生産性が犠牲になる点はどこか?収益性を高めようとするとリスクが急激に増大する点はどこか? イノベーションを行う企業は継続学習の風土が不可欠。 変化への抵抗の底は無知。未知への不安。 しかし変化は機会とみなすべきもの。それにより不安は消える。2017/06/14
三浦 健二郎
3
流石に長編で、どこに何が書いてあったのかすでに分からなくなって しまいました。ドラッカーさんの本は即効性はないけど、じわじわと 効いてくる感じです。この本以外にも必ず毎日ドラッカーさんの本は 読むようにしています。これからもう少しここに感想を書くんだと 思い、意識して読むようにしよう。2012/03/30