出版社内容情報
日本経済がグローバル化の下で失ってきたものを検証。企業が最高益を出しても家計が豊かにならないのはなぜか。その原因を探り、解決策を提言する。
内容説明
好調な企業業績の陰で収入が増えない家計。グローバル経済が浮き彫りにした新たな問題にいかに臨むべきか―トップ・ストラテジスト北野一が初の書き下ろしで示す明快かつシンプルな対処法。
目次
第1章 脱グローバリゼーションのすすめ(グローバリゼーションと慢性的金融引き締め;創造の時代と自己資本比率の上昇;株主資本コストの過小評価とバブル経済;「三つの過剰」論という罠;資本政策転換が遅れたツケを払う人々)
第2章 デフレ脱却への新戦略(史上最大の自由化としてのニクソン・ショック;不確実性と株価形成の因果;ディスインフレは「正常」か「逸脱」か;デフレは日本だけの問題ではない;金融政策と資産インフレ)
第3章 構造改革の敵は誰か(構造改革とは何だったのか;生活者主権と構造改革;「新しい現実」と「新しい敵」)
第4章 日本企業はいかに「生きる」べきか(世界に一つだけの日本株;日本株の「個性」を活かした投資法;グローバリゼーションで見えにくくなる世界経済;コイントスに揺れる為替と日本の運命;デカップリングする日本株)
著者等紹介
北野一[キタノハジメ]
1982年大阪大学法学部卒業後、三菱銀行入行。資金証券部、ニューヨーク支店を経て91年より為替資金部でアナリスト業務に就く。その後、東京三菱証券で株式ストラテジストとして活躍。日経アナリストランキングのストラテジスト部門では、ランキングトップの常連である。2006年よりJPモルガン証券株式調査部チーフストラテジストマネージングディレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たぬき
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muko1610
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