ひとり介護―母を看取り父を介護した僕の1475日

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478002582
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

ひとり暮らしの著者のもとに両親がやってきて三年、母親が胆管癌で余命わずかと宣告される。延命のための手術を決断、残された日々をいとおしみながら二年をともに暮らし見送った後、脳梗塞の後遺症を持つ父親の介護を二年余、くも膜下出血で突然死するまでの労苦を、骨太でときにユーモラスな筆致で綴る。

目次

1 赤信号
2 是はうまい
3 アーサー王
4 プラタナスの木
5 命の臭い
 満月の子守唄
7 最後の帰り道
8 弦楽二重奏
9 わがパパ
10 木が消えた

著者等紹介

岡山徹[オカヤマトオル]
慶応大学英文科卒。翻訳家。コラムニスト。作家。訳書としては『ジョン・レノン』(音楽之友社)、『レオン』、『マトリックス』、『シャンドライの恋』など70冊近くある。現在はジャパンタイムズの姉妹紙『週刊ST』で映画のコラムを連載中。聞き書き『海峡を渡るバイオリン』(河出書房新社)はベストセラーに。これを原作にしたテレビ・ドラマも、2004年、フジテレビの3時間ドラマとして放映され、文化庁芸術祭ドラマ部門優秀賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にのなかち

3
子供の頃、たまに童話で「すずかけの木」というのを見かけたように思うが、あれはプラタナスのことだったのか。 お母さんの「退院したらユザワヤで思い切り買い物したい」という言葉が切なかった。 痴呆があるかないかでもずいぶんと違ってくるのだろうけれど、毎日顔を突き合わせて一対一で介護するというのは、並大抵のことではないと思った。2013/06/23

ホキム

3
介護の本は手に取らずにはいられない。私もひとり介護を10年間しました。作者の様に「ありがとよ おもしろかったぜ」とは言えないなあ。 やはり義母だったからかな? 2012/11/01

katakuli365

2
脳梗塞で要介護5の父親を母と家族で居宅介護しました。2年間と短い期間だったけど、手足も動かず目も見えず喋れずの父親と深い気持ちの交わりは出来た期間だったと思います。当時、図書館で借りて来て何十冊と読んだ介護関係の中の1冊でほとんど内容を覚えていない・・・。男性介護者が書かれる本は少ないし、施設や病院に任せたままが多いので、居宅介護の参考になった様に思います。2009/05/11

かんな

1
手術、胃瘻、延命、ベストな選択は難しい(-_-;)2013/12/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1917505
  • ご注意事項