H5N1―強毒性新型インフルエンザウイルス日本上陸のシナリオ

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478002407
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0040

内容説明

感染者は、最短4日で脳炎や多臓器不全で死亡。その数国内210万人以上。致死率はエボラ出血熱と同様60%強。現役研究員が告発する、日本上陸の完全シミュレーション・ストーリー。

目次

序章 火種
第1章 苦悩
第2章 焦燥
第3章 憂鬱
第4章 発生
第5章 上陸
第6章 拡大
第7章 連鎖
第8章 混迷
第9章 破綻
第10章 崩壊

著者等紹介

岡田晴恵[オカダハルエ]
共立薬科大学薬学部大学院修士課程修了、順天堂大学医学部大学院博士課程中退。ドイル・マールブルク大学医学部ウイルス学研究所留学(アレクサンダー・フォン・フンボルト奨学研究員)。現在、国立感染症研究所ウイルス第3部研究員。専門は感染免疫学、ワクチン学、ウイルス学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

羽衣 空

31
今話題の方の本が、積読の中にある事を発見。本書は鳥インフルエンザがパンデミックしたらの話。この度のコロナウイルスは、そこまで致死率は高くないようだが、ほぼ似たような経過を辿って来ている事に、恐怖を感じた。自分で、出来ることに(マスク、手洗い、咳エチケット位だが)注力していきたい。2020/03/26

どんたこす

24
H5N1型の新型インフルエンザの恐ろしさは、「知っておきたい感染症」で理解していた。今回は、実際に新型インフルエンザ発生したらどうなるかというシミュレーション小説。折しも新型コロナが猖獗する現在と重なる点も多い。10年前以上から新型インフルエンザはいつ発生してもおかしくないと言われる中、コロナ禍がおさまらないなか、新型インフルエンザが発生などとなると、どうなるのだろう?恐ろしい。2020/08/12

寝猫

17
さんまさんの番組やコロナのコメンテーターとしてTVで拝見していた人だと、本を読んでる途中で気が付きました。 主人公などは居らず、シュミレーション小説ですが、緊迫感ありました。 「崩壊」のところなど倒れてゆく人々が、今のコロナと相まって辛かった… ウイルスの世界、小説の中のは鳥由来の新型インフルエンザで強毒性、現実のコロナやスペイン風邪は弱毒性とか。そうなんだ。2021/05/11

シン

14
著者がその筋の専門家。 物語的にはさほどでもないがリアリティと説得力が違う。2007/10/10

takeapple

12
2007年に書かれた強毒性新型インフルエンザが日本に入って来たらどうなるか、当時感染症研究所にいた専門家によるシュミレーション小説。新型インフルエンザを新型コロナウイルス感染症に置き換えると、今後どうなるのかについての最悪のシナリオが見えて来て怖くなる。当時岡田さんに対して、医者でないくせに専門家ヅラして大袈裟に書き立てるという誹謗中傷もあったけれど、そんなことなくて、とにかく事前の準備と、政府による正しく強いリーダーシップと、情報の公開が大事なんだとわかる。今の日本には無いものばかりだ。何とか乗り切ろう2020/02/29

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