内容説明
経営者を魅了し続けた世界最初の事業戦略書。
目次
第1部 事業の何たるかを理解する(企業の現実;業績をもたらす領域;利益と資源、その見通し;製品とライフサイクル;コストセンターとコスト構造;顧客が事業である;知識が事業である;これがわが社の事業である)
第2部 機会に焦点を合わせる(強みを基礎とする;事業機会の発見;未来を今日築く)
第3部 事業の業績をあげる(意思決定;事業戦略と経営計画;業績をあげる)
コミットメント
著者等紹介
ドラッカー,P.F.[ドラッカー,P.F.][Drucker,Peter F.]
1909‐2005。20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。東西冷戦の終結や知識社会の到来をいち早く知らせるとともに、「分権化」「目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み発展させたマネジメントの父
上田惇生[ウエダアツオ]
ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、(財)経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。ドラッカー学会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なかしー
52
月並みな表現だが、読み手に対してさまざまな領域に対して問いを投げかけ、考えるキッカケを与え、未来の行動へと促す良書。 昨今の自己啓発書の多くが、問題はこれで、こう考えて、こう行動せよってという一方通行本が多い。そのなかで、このような対話型な本は厳しいながらも対等に接していただけるのが、素直に嬉しい。 まずは、実験として私自身という企業の経営者とし、自社の強み、課題や時間の使い方などについて把握して、見直しを行い、成果を上がらないものを整理して、新たな機会へその資源を配分し直して行きたいと思う。2023/11/25
vinlandmbit
23
ドラッカー赤本集を通した学びをきかっけに、いち技術者から、視野を一気に広げる勉強をさせて頂きました。2012/08/18
手押し戦車
15
上司は部下に対しどのような貢献の責任を期待するか、期待する事は何か、部下の知識や能力を最大限活用するには聞くとコミュニケーションが容易になる。果たすべき貢献を考える事でグループからチームになって横の繋がりが良くなり貢献のリレーによって成果が大きくなる。知識事業は知識は本の中にはない。本の中にあるのは情報。知識とはそれらの情報を成果に結びつける能力。組織が一人ひとりの人に対し位置と役割を与える事を当然の事として同時に組織をもって自己実現と成長の機会とする事を当然の事とする。上司は話す事より黙って聞く事。2015/06/19
mkt
5
企業の本業①今日の事業の成果を上げる②潜在的な機会を発見する③明日のために新しい事業を開拓する/新製品がまあまあ成功する確率20%。大成功する確率1%/コスト分析は企業を外部からみるマーケティング分析によるチェックがなけれ信頼できない/コストポイント①生産的コスト②補助的コスト③監視的コスト④浪費的コスト/際立った知識が事業存続と成長の源泉/成功アプローチ①理想企業から②機会の最大化③人材の最大利用/未来①人口構造②知識③他の産業、国、市場④産業構造⑤企業内部/ 20210226読了 314P 46分2021/02/26
ヒデアキ
4
事業戦略について初めて体系的にまとめたとされる著作。現代の経営や経営者の条件より上位概念の話がメインだったので、今の自分のレイヤーにはしっくり来たり来なかったりした。また読み返してみたい。製品のライフサイクルの項目は読みやすく印象深い。2019/11/30